95式軽戦車 里帰り計画 | 軍曹!時間だ!…

95式軽戦車 里帰り計画

95式軽戦車 里帰り計画

NPO「法人防衛技術博物館を創る会」の賛助会員である私も当然のことながら寄付したので、小冊子「記録集2004~2019」が届いた。

 

もともとは、京都の「京都嵐山美術館」に展示されていたものという事であり、関西の同僚は見に行ったこともあると言っていた。残念ながらイギリスのコレクターの手に渡ってしまい里帰り費用として1億円を必要とする結果になった。

 

1億円が高いのか妥当なのかは何とも言えないが、この記録集を見た限りでは日本国内でレストアした場合、1億円あっても完成しないのでは無いだろうかという気がした。

 

コレクターの方はオリバー・バーナムといい、元イギリス軍王立砲兵連隊(ロイヤル・アーティリー)の方であるようだ。復元はこのバーナム氏の力によるものが大きいと感じる。

 

さて、気になったのは車内の色だ。

銀色で塗装されているのだ。

 

白じゃないのか?

イギリス軍の戦車車内は銀色だからその塗装にしてしまったのかとも思ったが、レストア前の車内には元塗装も残っていただろうであろうという事で、改めて95式の写真を調べたら確かに銀色であるようだ。

思い込みとは恐ろしい。

教訓として真摯に受け止めよう。

 

もっとも、アスベストの内張りまでは復元していないようであり、内張りの色も無塗装(白色)なのか銀色塗装かどうかは白黒写真では判断できなかった。

 

いまのところイギリスにおいて保管中であるが、早く実物を見てみたいと思う。

ドイツ4号戦車vs95式軽戦車(どちらも模造品:撮影2017年8月26日)