機動戦闘車3
当日公開に行かれた方から写真をいただいた。
ありがとう!!
今回の報道公開は、10式戦車の時と同様に
試作(その4)の4両の試作車が試験のため
全国に展開する前の報道陣への公開である。
90式戦車の時はあらゆる場所で盗撮され
問題になった事から外観形状等を報道陣に
公開するようになったということだ。
詳しくは防衛技術ジャーナル2012年3月号
「10式戦車の技術試験」を見てくれ。
しかし、参加報道関係者さん達は嘗め回すように
拙者接写でござる状態なんだけど
いいの?
全体形状は上記画像のとおりだ。
搭載砲の105mm砲
名称はなんなんだろう「戦車砲」ではないよな。
排煙器の形状から105mmL7のパテント使用
マルチポート式マズルブレーキ(多孔式砲口制退器)
は砲腔ライフリングに沿って開けられてるため、
らせん状に開いている。
ミラー(ボアサイトミラー)が装着されている。
砲身被筒は120mm戦車砲と同様の断熱式を採用
防盾は10式戦車によく似た構成となっている。
向かって左側が砲手用の非常用照準具である
「直接照準眼鏡」の穴であり、蓋がされている。
向かって右の上下の穴は上がMRS用の
レーザ送受信部で、下が同軸機関銃(連装銃)用
右が車長用、左が装填手用ハッチ
重機関銃は4本のボルトで車長用キューポラに
固定されている。
よく見ると砲塔中央と装填手ハッチ前方に
重機関銃取付用と思われるボス(ネジ台)
が確認できる。
画像中央にある丸いものはGPSアンテナであろう。
照準装置の構成は10式戦車と正反対になっている。
他の言い方をするとM1A2エイブラムスと同じだ。
10式戦車のものに非常に似ている。
向かって左側が可視カメラ用で右がサーマル
(熱映像装置)カメラである。
M1A2と同様に装填手ハッチ前方に配置されている。
設置高さが低いので前方限定旋回の可能性が高い。
ガラス面の状態からM1A2のCITVと同じようだ。
つまり波長8~12μmの長波長赤外用だな。
とりあえずここまで