機動戦闘車3 | 軍曹!時間だ!…

機動戦闘車3

当日公開に行かれた方から写真をいただいた。

ありがとう!!

軍曹!時間だ!…-ame_201

今回の報道公開は、10式戦車の時と同様に

試作(その4)の4両の試作車が試験のため

全国に展開する前の報道陣への公開である。

軍曹!時間だ!…-ame_203

90式戦車の時はあらゆる場所で盗撮され

問題になった事から外観形状等を報道陣に

公開するようになったということだ。

軍曹!時間だ!…-ame_202

詳しくは防衛技術ジャーナル2012年3月号

「10式戦車の技術試験」を見てくれ。


しかし、参加報道関係者さん達は嘗め回すように

拙者接写でござる状態なんだけど

いいの?


全体形状は上記画像のとおりだ。


搭載砲の105mm砲

名称はなんなんだろう「戦車砲」ではないよな。
軍曹!時間だ!…-ame_204
排煙器の形状から105mmL7のパテント使用

マルチポート式マズルブレーキ(多孔式砲口制退器)

は砲腔ライフリングに沿って開けられてるため、

らせん状に開いている。


軍曹!時間だ!…-ame_205
マズルブレーキ後方にはMRS(砲腔照合装置)用の

ミラー(ボアサイトミラー)が装着されている。

砲身被筒は120mm戦車砲と同様の断熱式を採用

防盾は10式戦車によく似た構成となっている。

向かって左側が砲手用の非常用照準具である

「直接照準眼鏡」の穴であり、蓋がされている。

向かって右の上下の穴は上がMRS用の

レーザ送受信部で、下が同軸機関銃(連装銃)用



軍曹!時間だ!…-ame_206
砲塔上部

右が車長用、左が装填手用ハッチ

重機関銃は4本のボルトで車長用キューポラに

固定されている。

よく見ると砲塔中央と装填手ハッチ前方に

重機関銃取付用と思われるボス(ネジ台)

が確認できる。

画像中央にある丸いものはGPSアンテナであろう。



軍曹!時間だ!…-ame_207
砲塔上面の視察装置類


照準装置の構成は10式戦車と正反対になっている。

他の言い方をするとM1A2エイブラムスと同じだ。


軍曹!時間だ!…-ame_208
砲手用照準潜望鏡(主照準具)


10式戦車のものに非常に似ている。

向かって左側が可視カメラ用で右がサーマル

(熱映像装置)カメラである。


軍曹!時間だ!…-ame_209
車長用パノラマ照準潜望鏡

M1A2と同様に装填手ハッチ前方に配置されている。

設置高さが低いので前方限定旋回の可能性が高い。

ガラス面の状態からM1A2のCITVと同じようだ。

つまり波長8~12μmの長波長赤外用だな。


とりあえずここまで