富士学校開設57周年記念行事(その3)式典編
終戦記念日である。また今年も、日本を守ろうと必死で戦い、散っていった英霊達に哀悼と感謝の意を表する日が来た。
自分が生まれるわずか15年前の出来事である。
さて、すかっり怠けていたが重い腰をあげて富士学校祭の報告をします。
富士学校開設57周年記念行事(その3)式典編
整然と並んだ車両群、壮観である。
午前9時40分
続々と部隊が整列を始める。整列完了は10時なのだろう。
ふと各部隊の幕僚の列に妙な腕章をした隊員がいるのに気づいた。
先任上級曹長殿のようだ。昨年は気づかなかったが多分いたんだろう。
色々種類があるようなのでちょっと調べた。自衛官服装規則及び陸上自衛隊服装細則に記載が無いので制式のものではないということかな?とりあえずWiki参照
陸上自衛隊最先任上級曹長:
陸上幕僚監部に配置、紺地に金色で曹長の階級章(乙:略章)、上に桜星4個(金色)
方面隊最先任上級曹長:
方面総監部及び中央即応集団司令部に配置、桜星3個(金色)
師団最先任上級曹長:
師団司令部及び編制上陸将を長とする部隊等に配置、桜星3個(銀色)
旅団最先任上級曹長:
旅団司令部及び編制上陸将補(一)を長とする部隊に配置、桜星2個(金色)
団最先任上級曹長:
編制上陸将補(二)を長とする部隊等に配置、桜星2個(銀色)
連隊等最先任上級曹長:
方面混成団及び連隊・群等1等陸佐を長とする部隊に配置、桜星1個(金色)
部隊先任上級曹長:
大隊以下2等陸佐を長とする部隊に配置、桜星なし
中隊等先任上級曹長:
中隊もしくはそれに準ずる隊編成の部隊に配置、緑色地に桜星なし
部隊が分かんないんだけど、青マフラーだから諸職種部隊だよね。
紺地に桜星無しだから部隊先任上級曹長になるけど、第105全般支援大隊かなあ。
戦車教導隊は「隊」だけど連隊級の部隊なので桜星1個を頂く連隊等最先任上級曹長である。
戦車教導隊の右隣にいた不明部隊。
先任上級曹長は中隊等先任上級曹長なので部隊は中隊級なのだろうが、マフラーの兵科色がが赤(普通科)のような臙脂(施設科)のような良く分からん。
中隊等先任上級曹長章?だけは地色も緑で他と違うし、曹長の階級章も銀色みたいですね。
午前10時10分
気がつくと曇ってきた。富士地区の天気は分からないからなあ・・・。
少し心配していたのだけど・・・
10時半予定の開式までの間に国旗掲揚、東日本大震災犠牲者への1分間の黙祷、そして巡閲と続く
顔が見切れているのは個人保護法がらみ
ではなくて、単に撮影がヘタクソなだけ。
乗車車両は一昨年ほど前から見かけるようになった新1/2tトラック
「新」といってもフォグランプが以前は1灯だったものがバンパー埋め込みの2灯仕様になっただけだけどね。
現行1/2tトラック(通称パジェロ)が採用されたのが平成8年度だからエンジンも変わったのかな?
午前10時30分
予定通り開式の運びとなる。
ご覧の通り青空が出現その後は強烈な日差しになる。
整列隊員のために観閲行進までは曇っていればいいのにと思った。
観閲官さま・・・式辞長いっす・・・。しかも来賓祝辞6名だと?整列隊員涙目だ。
しかし、ご来賓の方々は短くまとめられており好感が持てた(笑)
午前11時4分
通常11時には観閲行進が始まるわけだが、既に11時を回ってしまい
「早くおわんねえかな」と思っている隊員達
失礼。
微動だにせず、精悍な面持ちの隊員達
何人か倒れて運ばれていってたのは内緒だ。
午前11時7分
ようやく「観閲行進の態勢をとれ」の号令がかかる
この時の回れ右が結構つらい。不動の姿勢(気をつけ)を長く取っていたので体がギシギシきしむ。
定位につくために駆け出す戦車乗員
戦車前方の定位に着いた戦車乗員
車長は拳銃装備、砲手及び操縦手は89式小銃(折曲銃床)装備
この後指揮官の
「乗車用意」で回れ右をし
「乗車!!」の号令で乗車する
「乗車!!」
号令がかかり一斉に戦車に乗車する
富士学校開設57周年記念行事(その4)観閲行進編に続く・・たぶん