10式戦車公開
本日、富士学校にて10式戦車が公開されたようだ。
もっとも、まだ量産はされていないので試作車である。
しかし、濃緑色と茶色の2色迷彩を施されているので2008年のお披露目時とはまた違った印象である。
披露された車両はドーザ付の試作3号車(多分)
これで、試作車の4タイプ全ての画像が揃った。
試作1号車(標準車)約44t
砲塔側面モジュール装甲なし
車体前部形状も違うように見える。
砲塔側面にモジュール装甲付加
今回披露された車両
砲塔には側面モジュールが付いている。
標準でも付けるのか、単に試作2号車に付けていたのを使いまわしているのかは不明
写真の状態だと拡張型のドーザ付きになるので約48tの重量になる。
まあ、実際には砲塔側面モジュールはカバーのみだろうから、1トンも無いだろうけど。
写真を見てなんか変だな?と思ったら、車長ハッチが見受けられない。
試作1号車、2号車共に斜め前方に開放されていたハッチが無いのである。
斜め後方に変えられたのだろうか?
試作4号車(地雷処理装置取付可能)約44t
技研のホームページで話題になった写真
車体前面に92式地雷処理ローラ装着部が溶接されているのが分かる。
砲塔部は試作1号車と同じで側面モジュール装甲は装備していない。
また、砲塔前面楔装甲も形状が異なる。
90式戦車の時は試作車の1両を耐弾試験に使用したが、10式戦車は
耐弾試験用の実寸大模擬戦車を使ったようである。
今年は新戦車回収車の開発に入ってるようだから、試作車の1両の車台を流用するのだろうか?
90式戦車の時は戦車のサスペンションはハイブリッド、回収車は全油気圧で車台自体違う物だったから流用できなかったのだろうけど。