ソビエト・ロシア戦車王国の系譜
ソビエト・ロシア戦車王国の系譜
古是 三春 著
酣燈社 版 2900円(税込)
この本も大江戸は池袋にて購入した本
内容は第二次世界大戦後の戦車を紹介
裏表紙の
「軍事はもとより、当事の政治・世界情勢にも配慮し、ソビエト・ロシア主力戦車の魅力を最大限に引き出した永久保存版」という事らしいけど…
もうちょっと構造機能についての説明等があってもいいかな?と思う。
ネット上でT-72やT-80のマニュアルが入手できる現状を考えると少し残念
まあ、その他かなりの資料を持ってるから言える事なんだけどね。
ただし、ロシアERAであるコンタクトの取り付け要領図とか、ひょっとしてコンタクト5の断面図?
など、初めて見るものもあり、即行買いになった。
記事中、気になったのはシトラ1(Shtora-1)と呼ばれる対戦車ミサイル防御装置の説明
古是氏は、「前方に煙幕を張りそこに赤外線を照射し熱源スクリーンにする」(要約)
としているけど、その方式ではミサイルを惑わすこと出来ないんだけどなあ。
各対戦車ミサイルがどう誘導されているか理解していれば答えは出ると思う。
第二次世界大戦後のソビエト・ロシア戦車等のバイブルともいえる
「Soviet/Russian Armor and Artillery Design Practices:1945 to Present」
この本にもシトラ1のシステム説明あるけど、こちらの方が良く理解できる。
いずれ、シトラ1について別に説明したいと思う。