ひとり暮らしの父、ひとりで仏壇を断捨離していた | 人生後半★今更だけど、やってみた

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コスプレ・推し活・ビジュアル系!サロンを15年運営してきた私が、45歳で美容師・理容師の国家試験にW合格しました。「変身のプロ」から「国家資格保持者」へ。「今更かな?」と思いながら新しいことに挑戦した体験記

「お墓も仏壇も持たない暮らしもいいよね」
親って、ある日突然、終わりの話を始めるから、
心の準備が追いつかないものなのですね。

名古屋でコスプレメイクを教えたり
Z世代のクリエイターを育成している「はな」です

久しぶりに
父の家に行ったら、
仏壇がなくなってたんです。
 
「あれ?」と思って聞いたら、
「もう片付けた。ひとりでお寺に持ってって、
お焚き上げしてもらった」って。
 
ええええ?
 
GWから突然終活をはじめた父。
いわゆる“断仏”したらしいのです。
 
父は70代で、一人暮らし。
私が高校生の時に両親が離婚して以来、
父とは生死連絡くらいで、
踏み込まない距離感でここまできました。
 
実は、兄弟会議で長男に仏壇の管理をうつすために
新調しようとしていたところで
ポカーンですよ。
 
「一言あってもよかったのに」
そんな思いもあるけど、
父の「自分なりの終活」ではと思います。
 
父方の祖父は、
三河地方の伝統芸能「三河漫才」の芸人だったそうですが

父が10代の頃に亡くなっていて
私も父も、話に聞く程度で
その活躍は見たことがありませんが
 
位牌もなくなって、
父が元気なうちに
記念館にでも行ってみようか。
という気持ちになってます。
 
 
父宅は、文字どおり
好きなものしかない部屋になりつつあるようで
 
 
「好きなものに囲まれる暮らし」を
意識してきた私にとって
感慨深い経験になってきました。
 
みなさんのご実家やご家族では、
どんな終活の形を選んでいますか?


「何を残し、何を手放すか」


そんなことを少し考えた今年のGWでした。
 
今、ものえらびや過ごし方の価値観も
ゆるく話せる仲間が、
ちょっとずつ増えていったらうれしいな
と思っています

 
クリエイターを育てたり、
活動を手伝う私がしてる仕事も
きっとそういうものの一つかなと思います
 
 
6月には、東京での暮らしを離れ
山暮らしを選んだ生き方が
メディアで注目されている
作家の平松謙三さんを
名古屋にお招きします
 
日々何を選択して
どんな生き方をしたいのか
好きのその先の旅の設計図を
描くきっかけになればと思います