京王3000系クハ3719
3000系は、昭和37年に登場した京王初のステンレス車体を持つ車両。
先頭車前面窓回り(塗装されている部分)にFRPと呼ばれる強化プラスチック繊維を使用している事から「ステンプラカー」と呼ばれ、さらにそのFRPを各編成毎に7色のパステルカラーで塗装しているのも特徴。
最初に製造した2本、3701Fと3702Fは京王本線系統の2000・2010系、井の頭線1000系のデザインそっくりそのままステンレス化したような片開き1枚ドアのストレート車体でしたが、第3編成となる3703Fからは標準的な形態にマイナーチェンジ。
昭和59年に井の頭線の全ての車両が3000系で統一されると、長らく3000系の独壇場が続きましたが、平成8年にN1000系1次製造車、平成13年に2次製造車、平成20年に3次製造車が投入されると、順次井の頭線から姿を消し、一昨年に全ての車両が引退しました。
現在は北陸鉄道、アルピコ交通、上毛電鉄、岳南鉄道、伊予鉄道の各社に譲渡された車両達が頑張ってます。
京王5000系クハ5723
昭和38年に登場した5000系。
新宿~八王子・高尾で平行して走る国鉄中央本線の急行(オレンジ色の快速の事)に対抗、特別料金不要の特急列車に使用すべく開発された形式。
当時としては洗練されたそのスタイルから、鉄道史に名を残す名車となり、今なお根強いファンも多いです。
デビュー当時は特急列車を中心に使用されましたが、後継車両の6000系、8000系にその任を譲ると、ラッシュ時の本線各停や日中の競馬場線、動物園線、高尾線を中心に使用され、最後まで残った車両も平成8年12月に引退。
工事用貨車牽引車として残された3両も6000系からの改造車デワ600就役で平成16年に姿を消しました。
5000系は京王からの引退後も伊予鉄道(伊予鉄)を筆頭に高松琴平電鉄(琴電)、一畑電車、富士急行(富士急)に譲渡された車両達が今なお現役で活躍、このうち一畑電車と富士急に譲渡された車両のうち1編成ずつを、生誕50周年記念コラボ企画で、昨年から京王時代の塗装に復元して運行中なのも記憶に新しいですね。
れーるランドに展示されているクハ5723は、平成8年12月に引退した最後の編成のうちの1両で、やはり京王資料館から搬入されました。
京王2010系デハ2015
昭和32年に登場した2000系の改良版として昭和34年に登場したのが2010系。
新宿側先頭車がデハ2011~、八王子・高尾山口側先頭車がデハ2061~を名乗り、中間にサハ2500形を組み込んでMT比1:1で運転されました。
晩年は高尾線等、支線系統での活躍が知られていますね。
昭和59年の引退後は、デハ2015が保存車となり、さらには四国の伊予鉄道(以下伊予鉄)に譲渡され、伊予鉄800系として活躍した車両も多数存在しました。
ちなみに伊予鉄から引退後、さらに銚子電鉄に譲渡された車両は、八王子・高尾山口側先頭車の旧デハ2060と伊予鉄時代に中間車の旧サハ2500に5000系に酷似した顔付きの運転台を接合する先頭車化改造を施した車両(伊予鉄クハ850→銚子クハ2500)を使用しています。


