EF55型電気機関車
5月5日に因んでEF55型電気機関車。
1936年に国鉄の前身である鉄道省時代に3両だけ製造された機関車。

当時の流行を採り入れた1エンド側が流線型の特異なスタイルは俗に「カバ」、「ドタ靴」と呼ばれました。
当初は2エンド側は簡易運転台でしたが、のちに正規の運転台を整備しました。
新製時は沼津機関区配置で東海道線の特急「富士」「つばめ」牽引機として活躍したのち1952年に高崎第二機関区に転属、高崎線で荷物列車や短距離普通列車牽引に活躍するも常に流線型側を先頭にすべく方向転換の必要が生じてしまい、保守管理も厄介な事から1964年までに廃車となり、1号機は中央鉄道学園教習車両として過ごしたのち、1985年に再び高崎第二機関区に移動、翌年に動態復活を果たして、2009年までイベント列車を中心に活躍。
この動態復活時に「ムーミン」という愛称が付きました。
2015年に再び廃車とされ、鉄道博物館に収蔵されて現在に至ります。
なお1978年に準鉄道記念物に指定されています。
また戦時中に機銃掃射を喰らい、その痕跡が残っているのも特徴です。
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