敬老の日に誕生した優先席 | K@Fe~type103's Room~

敬老の日に誕生した優先席

50年前、敬老の日に国鉄で誕生した優先席「シルバーシート」。

ルーツは明治時代中期の車内痴漢騒動。

日露戦争の英雄にして学習院創始者、初代総長の乃木希典が生徒からの痴漢被害を聞き付け、鉄道院(国鉄、JRの前身)に「何とかならんかね?」と要請したのが始まり。

そして誕生したのが「婦人専用車」。

世の男性陣は「花電車」と羨ましがったとか。

戦時中に一時中断された婦人専用車は戦後に老幼優先車→婦人子供専用車と名称が変わりつつも再開、その後はGHQ側の指導もあり、50年前の敬老の日からは婦人子供専用車を廃止して一部車両の座席の一部を高齢者や障がい者の優先席とした「シルバーシート」が中央快速線で初めて採用され、さらに山手線、京浜東北線を筆頭に首都圏や関西圏を中心とした各線で急速に採用されていきます。

シルバーシートの名付け親は当時、国鉄本社旅客局サービス課の課長だった須田寛さん(JR東海初代社長~顧問)でした。

90年代末期頃からはJR各社共に、ズバリ優先席に名を改めて各車両に設けてますね。


そして婦人専用車も「女性専用車」として各社で復活。


これも特に痴漢被害対策から賛否両論ある中で復活しました。



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