長野電鉄のマッコウクジラ引退へ
長野電鉄で活躍する元営団地下鉄(東京メトロ)日比谷線3000系改め3500・3600系が2022年度中に現役を退く模様です。
日比谷線初代車両が22年引退へ 長野電鉄に譲渡のマッコウクジラ
長野電鉄3500・3600系は老朽化した自社オリジナル車両0系(OS-CAR)や東急電鉄初代5000系を譲り受けた2500系置き換えのため、1994~1997年に掛けて当時の営団地下鉄から日比谷線3000系を予備部品確保用も含めて39両譲り受けたもので、2両編成を組む3500系14本(ノーマル編成8本、木島線・屋代線・旧山ノ内線ワンマン運転対応編成)と3両編成を組む3600系3本(ロング編成)が在籍、それぞれノーマル、ワンマン、ロングの頭文字を取ってN編成、O編成、L編成と呼称、他に車籍無し予備部品確保用先頭車2両が存在(1両は踏切事故による破損車両と交換で車籍登録)していました。
2001年には、京成電鉄から譲り受けた冷房装置を用いてN編成6本、L編成全てに冷房改造を施工、しかし2002年以降は老朽化や木島線、屋代線廃止、東急電鉄8500系を譲り受けた8500系投入で廃車が出ていて現在は冷房改造を施工したN編成4本、L編成1本が活躍するのみ。
昨年12月には最後のワンマン運転対応かつ非冷房車O2編成が引退を前に車体の赤帯を剥がして日比谷線時代の姿に限りなく近付けて通常の定期列車のみならず各種イベント列車に使われたのも記憶に新しいです。
かつて日比谷線を追われて長野電鉄に行き着いた車両が、再び日比谷線から追われた車両によって追われてしまうのは実に皮肉な結果でもありますね。
ただ置き換え完了までの暫く見れるであろう新旧共演は楽しみではありますが・・・
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