西武飯能短絡線 | K@Fe~type103's Room~

西武飯能短絡線

不要不急の外出自粛要請前、飯能周辺での撮影の折、訪れてみた西武飯能短絡線跡地。

短絡線の途中にある踏切予定地だった場所から笠縫信号場側の光景。



こちらは短絡線の途中にある踏切予定地だった場所から東飯能駅側の光景。

御存知の通り、西武池袋線は飯能駅で進行方向が変わり、池袋方面と西武秩父方面を直通する列車はスイッチバックを要します。

また横瀬の三菱マテリアルに出入りするセメント輸送貨物列車は機関車のエンド交換も必要で、コレを解消して特急列車のスピードアップを図るべく、飯能駅手前の八高線と立体交差する付近にあった笠縫信号場から分岐して直接東飯能駅に到達すべく計画されたのが飯能短絡線。

現在の西武池袋線は池袋~飯能と飯能北信号場~武蔵丘信号場(東飯能~高麗)が複線、他は単線ですが、短絡線計画当時は池袋~笠縫信号場が複線、笠縫信号場~吾野が単線でした。

特に笠縫信号場~飯能が当時は単線だったという点もボトルネックで、1988年に手狭な保谷車両基地救済策から武蔵丘信号場に併設されて、武蔵丘車両基地の前身となる武蔵丘留置線が開設されてからは、回送列車も頻繁に走るようになり、短絡線の需要は増したため建設工事着工されましたが、すぐに工事は凍結、30数年を経た今なお陽の目を見る事無く、鉄道用地としてスペースだけ残ってます。

当時の西武が、飯能駅を中核ターミナルに位置付けて駅ビル等を建設していた事もあって、飯能駅を無視する列車の設定は難しかろうという結論に至り、笠縫信号場~飯能を複線化する事で対処のも大きかったでしょう。

今後も陽の目を見る事は無さそうです。



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