小田急電鉄2018年3月ダイヤ改正
小田急電鉄から2018年3月中旬に実施予定のダイヤ改正の概要が発表されました。
公式発表
http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8701_5820170_.pdf
50年前の計画策定時からの悲願だった代々木上原~登戸の複々線化全面完成に伴うダイヤ改正で、全くの白紙改正と言って良いぐらい大きく変わります。
キャッチフレーズは「混雑緩和・時間短縮・乗り換えなし・座って通勤」。
あまりに複雑すぎて説明しずらいですが、簡単に概要をまとめてみました。詳細は公式発表をご覧ください。
ちなみに、公式発表に記載されている時刻などは、あくまでも今現在のもので、最終的な時刻などは2月下旬頃に決まります。
1.平日に通勤急行・通勤準急を新設
通勤急行
平日朝の通勤時間帯、多摩線 唐木田→新宿で運転。
途中停車駅は、小田急多摩センター、小田急永山、栗平、新百合ヶ丘、向ヶ丘遊園、成城学園前、下北沢、代々木上原。
通勤準急
平日朝の通勤時間帯、本厚木→千代田線直通で運転。
途中停車駅は登戸までの各駅と、成城学園前、経堂、下北沢、代々木上原、千代田線内各駅。
2.多摩線快速急行新設、江ノ島線快速急行延長運転と準急停車駅追加
多摩線に快速急行を新設。多摩線内の途中停車駅は小田急多摩センター、小田急永山、栗平。
これにあわせて従来の千代田線直通多摩急行は廃止され、小田原線、江ノ島線を含めたすべての快速急行が終日登戸に停車。
また、これまで藤沢止まりだった江ノ島線快速急行を片瀬江ノ島まで延長運転、新宿~片瀬江ノ島を結ぶ快速急行を現行2本から大幅増の83本に。
朝ラッシュ時は江ノ島線内急行、相模大野から快速急行となる列車も運転。
準急は千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵、狛江に新たに停車。
3.土休日にメトロえのしま号を新設
土休日に北千住~片瀬江ノ島を結ぶ「メトロえのしま号」を新設。
途中停車駅は、大手町、霞ヶ関、表参道、成城学園前、相模大野、藤沢。
また、朝の新宿・大手町方面ロマンスカーの愛称をモーニングウェイ号/メトロモーニングウェイ号に変更。
4.平日朝、都心方向の列車を大増発し混雑緩和
ラッシュピークとなる下北沢着8:00前後の1時間の列車本数を27本から36本へ増やし、混雑率を現状の192%から150%程度に緩和させる。
5.平日朝、所要時間を短縮
ラッシュピークとなる下北沢着8:00前後の1時間の所要時間を短縮。町田→新宿で最大12分短縮し37分に、登戸→新宿で最大9分短縮し18分に、小田急多摩センター→新宿で最大14分短縮し40分に、経堂→大手町で最大6分短縮し27分に。
6.平日夕夜の下り列車を39本増発
平日夕方~夜間の通勤時間帯に、下り方向の列車を39本増やし176本で運転。
ロマンスカーも1本増やし24本運転。
快速急行は28本増の35本で運転、うち11本は多摩線唐木田行きにて運転する。
東京メトロ千代田線からの直通列車を24本増の45本で運転。
7.日中の準急・急行を新設
向ヶ丘遊園(一部は成城学園前)~東京メトロ千代田線直通準急、唐木田~新宿の急行を新設。
従来の唐木田~東京メトロ千代田線直通急行は廃止、上記準急に変更。
8.土休日のスーパーはこね号の所要時間短縮
土休日下りのスーパーはこね号(新宿→小田原)を5分短縮、最速59分に所要時間短縮。
新宿→箱根湯本は9分短縮、最速73分に。
結論から言えば、京王相模原線、相鉄に対する宣戦布告と言える内容です。
東急田園都市線は逆に輸送力に余裕が生じるであろう事でどう出るか?
京王相模原線はリニア新幹線橋本駅開業を味方に巻き返せるか?
相鉄はJRとの直通開始でどう変化するか?
この辺りも注目です。
かき揚げ好き?
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