東急9000系東横線時代
1986年に東急が世に送り出した9000系。東急初の……というよりも全国的にもまだ数少なかったVVVFインバータ制御と交流モータを採用した車両で、先頃惜しくも逝去された鉄道趣味界の大御所の一人、宮田道一さん(鉄道友の会元理事)が、東急電鉄本社鉄道事業本部長~常務取締役として活躍されていた時に彼が中心になって設計開発を手掛けた車両の1つがコレ。
(妙蓮寺にて)
15本のうち14本が東横線に、1本が大井町線に配属されて長らく活躍してきました。
渋谷駅の頭端式(行き止まり)高架ホームと9000系の組み合わせも過去のものに……

現在は東横線に投入した14本も全て大井町線に集結して活躍中。
さて、この9000系、デビューと時を同じくして始まった東横線田園調布~日吉の複々線化(と、目蒲線改良)計画完了後の東京メトロ南北線、都営三田線直通運転に対応可能なように準備されていましたが、性能面で若干難があったこと等から、現在に至ったのはあまり知られていません。しかし、9000系全車と、東京メトロ南北線9000系、都営三田線6300系の一部車両の車端部に設置されている4人掛けボックスシートが当時を物語る名残と言えそうです。

15本のうち14本が東横線に、1本が大井町線に配属されて長らく活躍してきました。
渋谷駅の頭端式(行き止まり)高架ホームと9000系の組み合わせも過去のものに……

現在は東横線に投入した14本も全て大井町線に集結して活躍中。
さて、この9000系、デビューと時を同じくして始まった東横線田園調布~日吉の複々線化(と、目蒲線改良)計画完了後の東京メトロ南北線、都営三田線直通運転に対応可能なように準備されていましたが、性能面で若干難があったこと等から、現在に至ったのはあまり知られていません。しかし、9000系全車と、東京メトロ南北線9000系、都営三田線6300系の一部車両の車端部に設置されている4人掛けボックスシートが当時を物語る名残と言えそうです。