東武8000系丸目顔原型車の前面ステップ | K@Fe~type103's Room~

東武8000系丸目顔原型車の前面ステップ

20年に渡り製造されただけあって様々な形態が存在する東武8000系。

丸目顔なのか更新パンダ顔なのか、ドア窓ガラス押さえがHゴムなのかアルミ金具なのか、極細アルミ金具なのか、側面窓枠が丸窓か角窓か‥‥

こういった違いは、ある程度認知されているのですが、殆ど知られていないコアな相違点が、丸目顔原型車の前面ステップの取り付け位置。

昭和40年と41年に日車東京支店(埼玉県蕨市)で製造され、東上線に配置された8000系4連固定編成は、前面ステップ取り付け位置に違いが見られます。

画像1枚目の8509Fは、メーカー問わない標準的な正面向かって外-外(タイプA)ですが‥‥
K@Fe~type103's Room~-DVC00485.jpg

一昨年に定期運行を終了、波動輸送専用車として活躍する8111Fは、正面向かって内-内(タイプB)という形態。
K@Fe~type103's Room~-DVC00249.jpg


この他にも正面向かって外-内(タイプC)や内-外(タイプD)という形態も存在しましたが、いずれも昭和40~41年に日車東京支店で製造され、東上線に新製配置(のちに本線系統へ転用された車両もあり)にのみ存在する特異な形態で、メーカー独自の意図か、東上業務部のオーダーなのか、真相は不明だそうです。