前回から引き続き、下に示すハンドルの部品を加工するための寸法記入を考えていきます。
前回までは、加工のための部材を用意するには、外法寸法が必要というところまでお話ししました。
加工ステップに沿って、必要な加工寸法を挙げていく
次に、ハンドルですので実際に握るときに角があるとけがをするので、端面を球面加工(SR12)して丸みを出します。
この際は、端面を加工すればいいので、それぞれの端面基準でハンドルの全長が変化しないように加工するため位置寸法
は端面基準になります。
取付部の平面加工
次に、ハンドルを締め付けねじのスリットに取り付けるために片端に平面加工を行います。
ここでは、完成寸法として、挟み込み平面部の厚さ(6㎜)ならびに平面部の加工長さ(21㎜)が必要になります。
なお、今回の主投影図は、組み立て時の向きを考慮した向きですが、平面をフライスで加工したりすることをメインと考えると、この図の部分投影図に示した向きを主投影図に持ってきてもかまいません。