〇五(甲)式軽戦車は皇国陸戦軍の軽戦車である。

 


◆開発
皇国陸戦軍の主力として開発された〇三(庚)式中戦車(※75mm砲搭載)であるが、ヌプケ戦争終結後の軍縮ムードによる予算削減で、全国的な配備には至らなかった。
一方で、五一式軽装甲車(※20mm機銃搭載)は騎兵用・偵察用としては優秀であり、量産と配備が進んでいたが、その火力の低さから、対戦車戦闘には不向きであった。さらには、製造から年月が経ち(2017年製作)、旧式化が進んでいた。

 

↑数的な主力である軽装甲車


こうした状況を踏まえ、陸戦軍では新たに、火力を備え対戦車戦闘が可能な軽量戦車の開発した。

↑中戦車車体に本車両の砲塔を搭載した試作車両


◆武装


主砲は57mm砲である。従来中戦車が搭載していた砲であり、軽戦車としてはこれまでにない重武装となった。
車内の砲弾ラックに徹甲弾5発、榴弾2発を格納し、砲塔内に即応弾として徹甲弾1発を格納する。
副武装は砲塔上の7.7mm機関銃である。これは対空射撃も可能。

↑砲弾


◆車体


避弾経始を重視した丸みのある車体と砲塔が特徴である。
エンジンは車体後方に配置されている。




◆運用


国内に配備されており、全車が第1戦団に配備されている。
第1戦団は騎動第4旅団と共に国内を管轄する戦略単位の部隊であり、歩兵部隊と戦車部隊を組み合わせている。


◆実戦
大翼竜の襲来
怪獣襲来を受けて、都心部に戒厳が敷かれたのに伴い、撃退作戦の主軸として市街地へ展開した。しかしながら、戦車砲弾では怪獣に太刀打ちすることができず、敢え無く撤退することとなった(『怪獣都市決戦』)。

 





■あとがき
小さくて丸い軽戦車です。
参考にしたのは怪獣映画でもおなじみのM24軽戦車。
ABC2023向けのジオラマ制作過程において、やっぱり小柄な軽戦車は欲しいな、ということで制作しました。



基本的な構造は従来戦車と同じです。
砲塔のデザインとかは上手くいったかなと。
普段は車体→砲塔の順番で作るのですが、今回は砲塔の外見を上手く作れるかが重要そうだったので、そっちから先に作りました。そのあとに、砲塔とバランスをとれる車体を作ったという感じです。


転輪はモデルとなったM24を意識して、大きめに作っています。その関係上、5個にすると車体が中戦車と同じかそれ以上に長くなるので、4個にして作っています。これはこれでオリジナリティが出ていていいかなと。

↑サスペンションはいつもどおり

↑操縦手ハッチ。ガラス部分も作ってあります。

砲弾、エンジンなども表現できて満足度は高いです。戦車で砲弾を再現したのは久々のはず。

↑1x1ポッチ円筒だと57mm砲弾には大きいかな?ということで、ペグ∔魔法杖で砲弾を作っています。



おわり