丙ユキ150型は皇国鉄道の雪かき車である。
■開発
↑輅130型に推進される本車両
比較的温暖な皇国であるが、北岸や山地には一定の降雪がある。
鉄道路線としてみれば、北岸に面する北国線・山奥線(北部)、山地を通る東国線・海北短絡線がこれに当たる。
こうした路線では、時たま、降雪により線路が不通になることがあった。そうした場合には、人力による除雪や、既存貨車にドーザーを装着した特設除雪車の投入が行われていた。
しかし、そうした簡便な対応策は、必ずしも十分とは言えなかった。そこで、皇国鉄道は、除雪に特化した車両の製造を決定した。
■構造
前面左側が斜めになっており、雪は主に左側へ除ける構造となっている。その為、複線での除雪も効率的に行うことができる。
実際のところ、皇鉄には複線区間が殆ど無く、その区間も降雪が無い地域である。それなのに複線用が開発された理由は不明であるが、駅構内での除雪作業に有利であるから、と考えられている。
また、中位には展開式の羽があり、幅広く除雪をする際に展開される。
■運用
北国線の除雪用に主に使われている。様々な機関車に連結される。数の多い気動車で推進できないかの検討もなされている。
■■解説
3月は更新をすっかり忘れてましたね……お久しぶりです。
雪かき車を作ってみました。
ジオラマ「ゆきぐに」用に作りました。
オリジナル(自由型)です。時代考証は戦前ごろの雪かき車ですが、幅広な運転台や、2軸で小ぶりである点はDE15のラッセルヘッドあたりを参考にしました。
キ500などの2軸デフォルメとも、ED15ラッセルヘッドのレトロ版ともとれるんじゃないかと思います。
Kyohei様の機関車とコラボ!(ありがとうございました。)
当初は、単線用(先頭がV形)で作る予定でしたが、意外とヘッド部の作りが難しかったので、複線用(先頭が/型)としました。架空鉄道は単線区間が多いので、単線用が良いかなーと思っていましたが、これはこれでありです。
雪かき部はテクニックのコネクタでしっかり付けてます。これが上手く行きました。
返しの部分は、斜めにすると難易度が上がりそうだったので、スロープ順組でそれっぽくしています。
運転台の入口は左側のドアが開きます。旅客車で採っているドア方式の内外を反転させ、外開きとしている形になります。
運転台は一段上がっています。ライト類もいい感じ。
車輪に対しプラウが前に飛び出しています。そのため、重心が前よりになるのを避けるため、後ろ側は2x4ブロックや内装などで重量を稼いでいます。
プラウの最下部はけっこう下まであります。この部分は取り外し可能なので、線路がガタついていたり、ポイントが多いときはこれを外し、引っかかりを避けます。
なかなか使い勝手の難しい車両ではありますが、一度作ってみたかったので、出来てよかったです。
おわり