術後、初の診察日でした。
私は、組織診は気になりつつも、
まともに歩けない副作用の話から始まりました。
副作用がこれから先どうなるかなんて、僕にだって、わかんないよ。
少なくとも、これ以上ひどくはならないと思うよ。
当たり前じゃないですか!抗がん剤が終わって1カ月も経ってるんですよ。
ところでさ、副作用の話しかしないけど、
乳がんのことは、どうでもいいわけ?
ここで、私は、我に帰りました。
副作用なんて、医者にもわからないのに、無駄な時間だった。
お互い、気まずくなるだけだ・・・・
先生、細胞診の結果出ましたか?
先生は、得意気に、紙を差し出してくれました。
そこには、
腫瘍細胞の残存はみられない
治療効果判定grade3、pCRである。
(pCRとは、病理学的完全奏効)
と記載されていました。
先生は、得意気に、説明してくれました。
MRIやエコーで、したけど、結局、あんまりあてにならないんだなぁと思いました。
この結果がもらえたから、この副作用は耐えてがんばらなきゃ、って思えます。
でも・・・・
ある書籍に、9か月もすれば、普通の生活ができるって書いてあって、「うわぁ~」
と、ちょーショックを受けました。
つまり、こんな生活が最悪まだ8カ月続く可能性があるってことです。
有り得ないですよ!こんな生活
抗がん剤と副作用の関係って、非常に難しい気がしています。
ここで完全に退治しておかないと、後悔してもしきれない。
でも、ここまで強い副作用が、後を引いてしまうというのは、
仕事を持っている人は、まず、無理だし、生活自体に支障が起きます。
私は、抗がん剤を始める前に、全く副作用の話はなかったので、
どうしてくれるの?って、思っていますけど、でも、もうすでに遅しです。
皆さんは、きちんと説明受けましたか?
そのあと、手術の傷跡を診ていただきました。
私は、先生にまだお礼を言っていなかったので、
「先生、傷が小さいし、切られた場所がいいので、きっとわからなくなりますね。
先生、手術に関しては、とても感謝しています。ありがとうございました。」
そして、〆に、診察室を出る前に
手を合わせて、「ありがとうございました。」と、何度も言いました。
先生は、きょとんとしていました。
先生は、「出会ったころのきららさんみたいだよ。」って言ってました。
先生は、とっても嬉しそうでした。