
職場に「献血のお願い」の回覧がきた。
Kは血の気は多い方だし、体重もバッチリ。
血管は太くて皮膚から浅いところを通っているので、採血し易くて看護師さん達からもウケもいい。
まさに、歩く血液タンク。
ただし、それは30代中盤までの話。
今でもやる気だけはあるのだが、血の比重が足りない。
最初の検査のとき、血が薬液の中でプカプカ浮いている。
体重はクリアしてるのに、献血できない。
検査の人が申し訳なさそうに、粗品(ジュース等)をくれる。
申し訳ないのは、こちらの方。
検査用の採血針が1本無駄になるうえに粗品まで貰うなんて。
申し訳ないので、この頃は受付にも行かない。
亡父や亡祖母が手術を受ける際にお世話になっているので、少しでも現物で返したいんだけど。
もっと若い頃に頻繁に献血すれば良かった。
地元小倉の魚町銀天街にも献血ルームがある。
毎回申し訳ない気持ちで前を通り過ぎる。