最後には、視聴者への投げかけで。

 

 

民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜 - フジテレビ
http://www.fujitv.co.jp/minshuunoteki/
 

 

 

 

最後に言いたかったのは、

政治に対する無関心。

 

 

政治のことがわかってる、政治家二世の高橋一生と、

ただの主婦から市長になった、篠原涼子。

 

政治に長年関わってきた政治家たちから見れば、

政治家が無理やりにでも推し進めたほうが、いい場合もあるという。

それが、

ほとんどの人が何も知らないうちに決まってしまっても、

誰かにとって不利になるとしても、

誰かを犠牲にするとしても。

 

それでもいいのかと悩む、政治素人の市長が、

見い出した、ひとつの可能性。

そこはネタバレなんで、書かずに、

皆さんの感想にお任せするとして。。。

 

 

主婦感覚が常に中心に置かれてて、

カタくなりがちな政治の話も、

ドタバタしてるうちに、うまく見れたなと思う。

ガチャガチャしてるほうが、現実味があるし、

ドラマによるリアルな感じがあって、

集中して見れたなぁ。

 

 

ただ。

ドラマの全体的なところへの感想を。

なんだかすっきりしないままで。

素人市長、よくやった!って言いたかったんだけど。

それが感想として湧いてこないのはなぜ?

 

政治の、素人対プロの構図で、

素人が良くやりました!って、

言い放てるのかなと期待してたんだけど、

松居さんの、やりました、離婚しました!じゃないけどね。

なんだか、素直にそこへ到達できない。

だから、どことなくモヤっとした気分で。

 

別に専門家じゃないけど勝手なことを言うと、

映像的な効果で補えなかったかなぁと。

素人政治家の演出として、服も学生のリクルートスーツっぽくて、

シンプルで、きゃしゃな感じ。

足もずっとスニーカー履いてて、そうすると、

一人だけやけに背が低かったし、

存在が小さく映るんだよね。

ごくごく一般市民からの市長だから、

映す時もそういう小さい存在にしておきたかったし、

目線も、上から目線にならないようにしてたのかな。

でもそうすると、存在の見え方がちっぽけ過ぎてた気がする。

一般市民の代表として、もう少し、

クローズアップしても良かったかも。

顔を映すよりも、背中からあおるとか、

そうすると、一人の女性の苦悩というものが、

もっと伝わったかもしれないと思った。

 

 

少々不満はあるものの、

政治に切り込んだドラマ、しかも主婦目線。

それは十分に特筆に値するし、

主張もよかった。

月9としても新たな切り口だったと思う。

演者の皆さんの役どころも、ハマってていい感じだった。

また期待してます!