今回のエピソード、連想するドラマがありました。
それって私だけでは無いと思います。


『Dr. 倫太郎』 第4話
(水曜22:00~日本テレビ系)
の感想を。


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◆あらすじを、ざっくりと。

有名人の患者にセクハラ騒ぎを起こされて、
病院の中は、ちょっとした騒動に。
そんな中、その患者の連れてきた娘の姿が消えてしまう。
子どもを一緒に連れて行ったのは、
さっきまで倫太郎(堺雅人)のもとを訪れていた、
夢乃(蒼井優)だった。
夢乃は、けなげに母を待ち続けていたその女の子に、
自分の子どもの頃の姿を重ね合わせていた。


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夢乃はやはり、いわゆる二重人格となっていましたね。
小さな女の子がお母さんを待っている姿に、
自分の幼かった頃の記憶を思い出していました。
夢乃は小さい頃、母から育児放棄の状態で育ったようです。
その頃のつらい体験が、彼女の人格を二分してしまったようです。

そして今もなお、母親に付きまとわれ、
彼女は周囲に嘘をついては、母のためにお金を工面しています。
でも、今回の話で、夢乃の嘘が周囲に気づかれたようです。
置屋の女将は、夢乃の母と昔からの知り合いだったようで、
夢乃に付きまとわないでと強く釘を刺しましたが、
母親は簡単には引き下がる人物ではなさそうです。

夢乃ともう一つの人格のアキラ、
彼女の苦しみは、終わりを迎える事ができるのでしょうか。
倫太郎は彼女にどう接するのでしょうか。


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◆思い出すドラマ。


今回の話を見ていて思い出したのは、
『Woman』。
『Dr.倫太郎』と同じ演出家のドラマです。
人によっては、『Mother』を思い出されたかも。
子どもと母の関係が描かれていました。
今回のドラマと同じ題材ですよね。


『Woman』は、濃密な人間関係の中で、
一つの事柄を深く掘り下げるストーリーでした。
簡単には割り切れない人間関係をテーマにしたドラマは、
切りのいい答えは無いものだったと記憶しています。
対して、今回の『Dr.倫太郎』は、医療ドラマで、
精神科医のあるある話も出てきて興味深いところですが、
毎回ごとに現れる患者がいて、話も複数展開する内容ですね。
最終的に、多くのエピソードが夢乃の話に集約されると思いますが、
医療ドラマなので、1話1話に「治療」という名の答えが
用意されているとも言えます。


割り切れない問題と、何らかの答えがある物語。
この2つはドラマの中で、相反する素材だと思うので、
今後、どのような展開になるのか、
このドラマが、どのような結末を迎えるのか、
ちょっと予想がつかないなと思っています。
そこがとても気になって。
最後まで、目が離せないドラマになるといいなと思います。



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