この、特別企画のドラマを見てるの、私ぐらいかな?
松本清張なんだけどなぁ~。

BSジャパン開局15周年特別企画、
『火曜スペシャル 松本清張ミステリー時代劇』
第2回「七種粥」(4/15放送分)の感想を。


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感想の前に。放送予定について。

BSジャパン開局15周年特別企画!
『火曜スペシャル 松本清張ミステリー時代劇』。
次回の放送予定は、第三話 2015/05/05(火)「役者絵」です。
(無料放送です。BS放送が視聴できれば見れますよ。)

今後の放送予定は、こちら↓。(公式ホームページ)
http://www.bs-j.co.jp/mysterycostumedrama/lineup.html
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第2回「七種粥」(4/15放送分)の感想です。
以下、ネタバレあります。ごめんなさい。


◇出演者
千勢   ………  星野真里
忠助   ………  田中幸太朗
丑六   ………  志村東吾
お絹   ………  西尾まり
庄兵衛  ………  布施 博
文七   ………  川野太郎





今回のドラマのポイントは、年中行事。
その2つあるうちの1つは、「七種粥」でしたね。
それから、もしかしたら、ラストのシーンも重要?



すごく気になるのは、
◆ラストシーンが謎だと思う。

2回見たけど、それでも理解しきれない。
そんなの私だけ?

犯人を捕まえたことを知らせたところで、
おかみさんがさめざめと泣く。
この、泣きたくなる気持ち、
その理由は一つじゃない――そう見えた。
好きな相手が手を染めていて、捕まったから泣いた。
でも、それだけじゃなさそうな?


もう一つの理由は、
実は、この人自身が罪を見抜いて、
捕まえてくれるように頼んだんじゃないかと。
それならば、
岡っ引きから、これでずっと一緒にいられると言われるのも、
分かる気がするし。



う~ん、あれこれ考えるより、
原作読んだ方が早いかな? ハハハ~。


理由はさておき、
初回とこの回のラストは対照的でしたね。
泣くことがない男性と、顔をしかめて泣く女性。
男と女、考え方の違いが表れているということでしょうか。



◆江戸時代ミステリー

いつもの松本清張なら、設定が現代だと、
この女性が実は一番悪い人だったりする。
でも、今回の場合、ドラマの設定は江戸時代。
となると、そこまで複雑なことを考える極悪人はいない?
だから、現代よりもずっと、人間が純粋だった時代で、
松本清張はミステリーを描いてみたかったんじゃないかと。


ミステリーがお好きな方なら、きっと思い出すことが。
江戸時代を舞台にしたミステリーを書いている作家は、
意外と多いんです。
いろんな技術が発達した現代社会と違って、
科学捜査とか、指紋採取さえ無い。
そういう小賢しい物がまだない世の中で、
誰かが不思議な事を起こしたとしたら……?
そんな時、謎はいかにして暴かれるのか?
実は、その部分も作者は描きたかったのかも……、
そんな気がします。


今回の「七種粥」は、年中行事が、
犯罪の元となり、そして、推理の元になったんですよね。
江戸時代の人々の生活に密着していた年中行事が、
このミステリーの鍵だったわけです。


きっと、江戸時代って、
ミステリー作家にも魅力的な世界なのかなぁと、
このドラマを見てあらためて思いました。


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◆今後の放送予定


次の第3回放送は、5月5日。「役者絵」。



今後のラインナップ(毎月第1、第2火曜日)

第三話 2015/05/05(火)役者絵
第四話 2015/05/12(火)左の腕
第五話 2015/06/02(火)大黒屋
第六話 2015/06/09(火)山椒魚
第七話 2015/07/07(火)逃亡
第八話 2015/07/14(火)大山詣で
第九話 2015/08/04(火)虎
第十話 2015/08/11(火)雨と川の音
第十一話2015/09/08(火)赤猫
第十二話2015/09/15(火)町の島帰り

※第1、第2火曜日です。
毎週ではないですから、ご注意を。


第一・二話は放送済みですが、
興味のある方、いらっしゃるかもしれませんね。
再放送の情報を見かけることがあったら、
またこちらのブログでご紹介します。


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