金曜日は週に一度のボランティアの日。(ボランティアと言っても、少しばかり報酬がある。)
近くの小学校へ行って、放課後の子どもの学習を2時間ばかりみてくる。
やってくれないかと頼まれ、12回行くだけなので暇つぶしに3年前から行っている。
私は低学年の担当。
先生が用意した1年生のプリントを見ながら「オオム」か「オウム」か悩んでいる有様である。(答えがあって助かった😅)
昨年1年生の時に来ていた子どもが、2年生になっても来ていた。
毎回その子と学習をしながら、会うのが段々楽しみになった。
2年生になったその子は文字が変化していた。濃い鉛筆で✏️ゆっくりと書いている名前が堂々としていた。字が上手くなった。
私はすかさず、上手く書けた文字に丸をたくさんつけた。
それから、集中時間が伸びていた。すぐ投げ出すところがあったのに「最後までやる」と言って計算問題に取り組んでいた。
国語は苦手だが、答えを書く時には習った漢字を使おうとしていた。
慣れてくると春から習字教室に通っている事やお姉ちゃんがいる事などを話してくれた。
私が来るのを教室ではなく廊下に出て待っていることもあった。
私はその子と会う事が、次第に楽しみになっていった。
その子と学習しながら、子どもは置かれた環境の中で成長していくんだと思った。
そして今日は最後の日だった。残念な事に今日は国語のプリントが難しく、やや文字が粗雑になった。(そんな時もある)
算数は得意なので、張り切って取り組んだ。
学習が終わると「今日で終わりか。冬もないの?」と言って残念そうだった。
私はその言葉を聞いて、心の中がいっぱいになってしまった。
その子の帰りの身支度を待ち、玄関まで送っていった。
また来年会おうね。ありがとう😭