ブログにyuzuフリーの採点表が出ていた。そして、採点した人の顔も出ていた。私は決してそこまでは望んでいませんが。

 

 まず、オーストリアの人の採点はすごく厳しい。どうしてこんなにも周囲と違いがあるのか。明らかに自分の求めているスケートとは、異なることを表している。この人は他の人にもそうなのか。そうであるならば、不公平感はわかない。ただ、この人の理想とするスケートは他の多くの人が求めるスケートと異なることになる。それはISUが求めるスケートとも異なっているという事ではないか。自分の好みがあっても採点にそれを入れるべきではない。審査員としては的確とはいえない。

 

 日本の審査員は、次に厳しい。ただ、選手と同じ国の人なんだから、自国の選手に厳しいのはどうなんだ、という意見があったが、そういう意見は嫌いだ。自国であろうとなかろうと同じ基準で採点していればよい。ただ、yuzuのスケートが理解されていないということが、自国民としては悲しい。

 

 そして、今回一番問題だったのは、ショートにコーチがいなかったという事。練習のときから4-3のコンボが決まりにくかった。滑ってはタブレットで確認をしていたyuzu 。試合には間に合うのかと思えば、それもだめ。最も大切な試合直前のルーティーンができず、何かがかみ合わなくなっていった。どうしてこうなるんだ?世界タイトル奪回、頂上決戦という時なのにこの締まらない場面ー握手をするコーチがいなかった。

 

 ブログを読むと、まず日本の連盟からはオーサーではなく、ジスランがコーチとして決められ

てきたという。何で??これが最も大切なのに。協会はyuzuやメインコーチであるオーサーに確認を取ったのか。カナダやNHK杯はジスランでもよいが、やっぱりいけない。常にオーサーはいなくてはいけない。

 ジスランが引き返すことになったとき、オーサーは行く準備はできていたと言っているが、肝心の連盟からは何の沙汰もなかったという。一体このあたりの連絡はどうなっているんだ。強化部長の小林さんはどうしていたんだ。2014年に中国杯でエンカンと衝突した時、日本は医者を帯同させていなかった。頼んでアメリカの医者から診てもらった。それ以来医者を帯同するようになったようだが、なんかあの時のことを連想してしまう。日本は、アクシデントに対する構えができていない。今回もジスランが間に合わないのであればオーサーを呼ぼうという、発想はなかったのか。事の重要性が分かっていない。まだ連盟からは返答がない様だが。もうGPFは終わった。この経験を生かし2度とこのようなことがないようにすること。それにしてもジスランは、なんで盗難にあったんだ?