文明は、いつも砂漠で産まれた。 | よしなり行政書士事務所 よしなり経営コンサルタント事務所

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中小企業診断士として、
行政書士として、
サムライ業の独り言

世界史の授業、最初に引っかかったことは、四大文明ことだった。
何で、みんな砂漠なの? なぜ、恵まれた肥沃な土地に生まれなかったのか?
人が住むことさえ過酷な砂漠で、人が繁栄していったのか?


資金難に苦しむ中小企業は多い。次月の資金繰りもままならない状況は珍しくない。
しかし、皆何とか生き残っている。どうやって勝ち抜き、苦境を生き残っているのか?
聴いてみると、わくわくするぐらい、面白いアイデアが満載である。
ありとあらゆる手を尽くし、資金難を乗り切っている。
まるで、スペクタル、冒険活劇のよう。ギリギリのところ、既のところを切り抜けている。
まさに知恵と勇気。逞しさに驚嘆する。


このような知恵、アイデアは、潤沢な資金を持つ大手企業では、思いつかなかったのではないだろうか。
たとえ、思いついたしても、する必要もなく、またすることを躊躇うだろう。いずれもある意味危ない橋でもある。
資金繰りに困っている中小企業だからこそ、絞り出した知恵であり、藁をもすがる思いで、実行し、運よく成功したのだ。


知恵は、苦境に追い込まれた時、生まれるものだ。決してぬるま湯の中では生まれない。
苦境こそ、マイノリティこそ、虐げられた者こそ、知恵を産み出し、新しい時代を創造できる。
いつの世も、新しい時代の担い手は、それまでは虐げられてきた者たちじゃないか。


文明は、砂漠にこそ産まれるのである。