2月29日に静岡県静岡市・浮月楼で指されるA級順位戦最終局の一斉対局。
所謂”将棋界の一番長い日”の前に、28日夜前夜祭が行われました。
今期のA級順位戦は、最終局まで挑戦者も降級者もまだ1人も決まっていない。
挑戦権獲得の可能性を残しているのは3人。
まず、豊島九段(3)6勝2敗と菅井八段(6)5勝3敗。
この2人は最終局で直接対決のため、豊島九段勝てば挑戦権獲得。
菅井八段が勝って、永瀬九段(4)5勝3敗・が負ければ菅井八段と豊島九段が2人でプレーオフ。
菅井八段が勝って永瀬九段も勝てば、豊島九段・永瀬九段・菅井八段の3人でプレーオフ。(プレーオフになった場合、順位が下の永瀬九段と菅井八段が対局。勝った方が順位が上の豊島九段と対局)
豊島ファンとしては、最終日にもつれる展開もプレーオフになる展開も過去に経験ありで、いつもに増して胃が痛む
降級争いは滅茶苦茶複雑で、自身の勝敗に関係なく残留が決まっているのは渡辺九段ただ1人。
他の6人、天彦九段(8)中村太地八段(10)が4敗。広瀬九段(2)斎藤慎太郎八段(5)稲葉八段(7)佐々木勇気八段(9)全員に降級の可能性があるという恐ろしい状態になっている
まず、天彦九段は自身が稲葉八段に負けて、なおかつ中村八段・広瀬九段が勝ったら降級。
中村八段は自身が負けて、なおかつ広瀬九段・稲葉八段が勝ったら降級。
広瀬九段は最終戦に負けて、なおかつ稲葉八段が勝ったら降級。
斎藤八段・稲葉八段・佐々木八段は最終局で負けたら即降級。
もう、何が何やら分からない
ただ、6人全員が絶対に負けられないと言う大混戦に
そんなとんでもない状況で迎えた超豪華な前夜祭
あちこちの有料会員の資格を持たない私にとっては、久しぶりに動く豊島九段を見られる中継は垂涎物です
中継が始まり久しぶりに拝見する豊島九段は、まずお顔がすごくホッソリとされ頬がこけ気味に見えました。
アベマの地域対抗戦の控え室の映像を観たときにも同じように感じたのですが、正直さすがに少々心配になりました。
なんだかお若い頃の雰囲気にもどられた感じがしました。
ただ、それ以外は落ち着いた雰囲気を纏っておられるいつもの先生でした。
明日という日が
先生ご自身にとっても
区民にとっても
良い一日になりますように
で、私はと言えば
もうねぇ、ラス前の対局で惜しい負け方をされてから寝不足の日が続いております
気持ちを切り替えて
明日も全力応援がんばります
豊島九段!名人挑戦名人位奪還