豊臣秀吉~一本の箸~ | 感動をありがとう!

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こんばんは!ちょもです。

今日は、ぼくの好きな豊臣秀吉のエピソード「一本の箸」を紹介します。

時は、織田信長が天下布武を掲げ、勢力を拡大していた頃の正月。
信長の城に、織田家の重臣たちが集められ、正月の宴会をすることとなりました。

ところで、信長ですが気性が荒かったと言われています。
「泣かぬなら 殺してしまおう ほととぎす」という句で有名ですね!
明智光秀が信長に反乱したのも、光秀が総責任者になって接待の場を取り仕切っていた時に、料理が腐っていると信長に人前でしばかれたことが原因だとも言われています。

そんな信長ですが、正月くらいは機嫌良く過ごしたいもの。

さて、話は戻って宴会。
集まった重臣たちの前に、正月の祝いの食事が用意されています。
もちろん、上座には信長の食事も用意されています。

ツカツカと信長がやってきて、席に着くと…
信長の顔がみるみるうちに怒りの表情に…!
信長の食事にはお箸が、1膳ではなく、1本しかなかったのです!

短気な信長…

どうなる!?

信長が、イライラした口調で言いました
「わしの箸だけそろっていないとは、わしには事を成せぬと言いいたいのか」


一同、凍り付く
「シーーーン(やばい、食事を用意した責任者はしばかれるんだろうが、自分たちにも八つ当たりされそうだ…)」

すかさず、家臣団の末席から「いやあ、めでたい、めでたい!」と声がしました。
声の主は、出世を重ねて最近ようやく家臣団の席に加わるようになった木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)です。

気まずい視線が藤吉郎に集まります。

ですが、藤吉郎は笑顔でそのまま話を続けました。
「責任者の方は、粋なことをなされますな!片方の箸で、お館様が諸国を『片っぱし』から攻め取っていく!ということを表されているとは、なんと素晴らしい!正月ならではの、めでたいはからいでございますなあ」


諸将も「おお…」と感心の声をあげ、ここぞとばかりに、和やか雰囲気になるように「そうじゃ、そうじゃ」と合いの手を入れました。

藤吉郎の一言でそれはめでたい、という空気になった為、信長はそれを壊すわけにもいかず、苦笑して新しい箸を受け取ったそうです。



藤吉郎(秀吉)のネガティブなことを、ポジティブに変換できる頭の柔らかさ、すごいなって思うのです。このように周りを明るくできる面も、信長に重宝された要因だったのでしょうね。