映画「トランスフォーマー」 ★☆
アメリカ(2007)
監督:マイケル・ベイ
出演:シャイヤ・ラブーフ、ミーガン・フォックス、ジョシュ・デュアメル、ジョン・ヴォイド、ジョン・タトゥーロ
《キャッチコピー》
未知なる侵略は
トランスフォーム<変身>から始まる!
◆共に大ヒット作を生み出してきたスピルバーグとマイケル・ベイのブロックバスター・コンビが放つSFアクション。1980年代に人気を博した日米合作のアニメを実写化。人類が、あらゆるテクノロジー機器に姿を変えられ“トランスフォーム”(変身)する金属生命体の脅威に晒されるさまを、最新技術を駆使して描く。主演は注目の若手俳優シャイア・ラブーフ
★ある日、中東カタールの米軍基地に未確認ヘリコプターが着陸、突然ロボット型へと変形し無差別に攻撃し始める。また、飛行中の米国大統領専用機エアフォースワン内では何者かが侵入し、機密情報が驚異的なスピードでハッキングされる事態に。ただならぬ状況と判断した政府は、内密に分析と対策に取り掛かる。そんな中、高校生のサムは父親から車を買ってもらう。そしてその車は、ある日ロボットへ変形し、やがて同じようなロボットたちがサムの目の前に姿を現わすのだった。彼らとその対抗組織が地球に落ちた“キューブ”というものを探し求めており、どうやらサムがそのカギを握っているというのだが…。
マイケル・ベイにSF作品は無理だと気づいた作品
なんせベイ自身がぶっとんだ映像表現をするもんだから
それに加えて現実ではありえない物語を加えてもおもしろくもなんともない
さらに気づいたのが
ベイの編集には過去回想は必要ないということ
短いカットと動きまくる映像でグイグイとひっぱっていってるのに
突然過去の物語をフラッシュックさせても
頭の回転がついていかない
完全に作品チョイスミスだし
表現方法も間違ってしまった・・・
ベイの映像表現に物語がついてこれていない
次回作はもっと地味な物語にして
映像で魅せてほしいなあ
映画「パフューム ある人殺しの物語」 ★★★★
ドイツ/フランス/スペイン(2006)
監督:トム・ティクヴァ
出演:ベン・ウィショー、ダスティン・ホフマン、アラン・リックマン、レイチェル・ハード=ウッド
《キャッチコピー》
その香りに、世界はひれ伏す
◆パトリック・ジュースキントの禁断のベストセラー『香水 ある人殺しの物語』を、「ラン・ローラ・ラン」「ヘヴン」のトム・ティクヴァ監督が映画化した衝撃のサスペンス・ドラマ。ある“香り”にとりつかれた一人の青年が、その香りを追い求めるあまり、恐るべき凶行へと駆り立てられていくさまを緻密かつ緊張感みなぎる映像で綴る。主演は「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」のベン・ウィショー、共演に「ピター・パン」のレイチェル・ハード=ウッド、アラン・リックマン、ダスティン・ホフマン。
★18世紀のパリ。悪臭立ちこめる魚市場で一人の赤ん坊が産み落とされる。危うく捨てられかけた赤ん坊は、間一髪で拾われ、グルヌイユと名付けられて育児所に引き取られる。グルヌイユは友だちもいない孤独な子どもだったが、何キロも先の匂いを嗅ぎ分ける超人的な嗅覚の持ち主だった。やがて青年となったグルヌイユは、ある時運命の香りと出会った。それは赤毛の少女の体から匂い立っていた。しかし彼は、怯えて悲鳴を上げようとした少女の口をふさぎ、誤って殺してしまう。以来、彼は少女の香りを再現することに執着し、香水調合師バルディーニに弟子入りするのだが…。
何かひとつのものを極める人間はきっとこうだと思う
いいか悪いかではなくて
ただ純粋にそれがしたいだけ
愛を知らない人間は
物事へ愛を注ぐ
自分の存在を世に知らしめて
愛されたいと強く願う
それだけで泣けてくる
僕はココにいるんだよ
みんな気づいてよ!!
誰もその存在に気づかない
愛を注いで完成させた究極の香水は
さらなる愛を生む
世界はその香りの虜になるが
男の存在を示したわけではなく
絶対孤独を生んだだけ
「僕はココにいたんだよ
ちゃんと世界を生きたんだよ
誰か気づいてよ」
生まれた場所に戻っていくラストは
忘れられないものを心に深く刻んでくれた
映画「ハリーポッターとアズカバンの囚人」 ★★☆
- 映画「ハリーポッターとアズカバンの囚人」
- アメリカ(2004)
監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、マイケル・ガンボン、マギー・スミス、アラン・リックマン、ロビー・コルトレーン、トム・フェルトン、ゲイリー・オールドマン
《公開時コピー》
僕らは、変わる。
前2作が大傑作だっただけに物足りない
アルフォンソ・キュアロン監督に変わって
あまりにも物語のみせ方に奥行きがなくなった
ヴィジュアル面に関しては文句のつけようのないくらい完璧!!
物語のキーとなるアズカバンの囚人の”謎”は
唐突に真実が明かされ、ハリーは驚嘆する
「え~~!?」
ありえない
全くもって伏線は準備されておらず
ただ原作どおりにたんたんと映像をみせられる
物語に”間”がない
各々のシーンが独立しすぎている
楽しめることには違いないが
傑作どまりになってしまった
せっかくの大傑作シリーズが・・・
【関連レビュー】
映画「ジュラシック・パークⅢ」 ★☆
アメリカ(2001)
《公開時コピー》
恐竜の知能が人間を超える
監督:ジョー・ジョンストン
出演:サム・ニール、ウィリアム・H・メイシー、ローラ・ダーン、マイケル・ジェッター、ティア・レオーニ
びっくりするほどおもしろくない
ある意味度肝を抜かれる
恐竜でてきてわ~ってなって、
また、恐竜でてきてわ~ってなって、の繰り返しで終わってしまう
見所がない
少し青みがかった映像は好きだけどね
プテラノドンの登場シーンは笑うしかない(笑)
なんてったって翼竜なのに
歩いて登場ですから(笑)
あのB級さだけでも観る価値あり!!
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映画「ツイスター」 ★★★
アメリカ(1996)
監督:ヤン・デ・ボン
出演:ヘレン・ハント、ビル・パクストン、ジェイミー・ガーツ、フィリップ・シーモア・ホフマン
◆スピルバーグ製作総指揮、M・クライトン脚本に加え、「スピード」でメガヒットを飛ばしたJ・デ・ボンがメガホンを取ったパニック・スペクタクル。
★竜巻内に調査用のセンサーを送り込む事で早期警報の実現を図ろうとする研究者グループを主役に、CGを駆使して竜巻の驚異を描く。
一流のスタッフで作り上げた超ド級のB級映画
竜巻大好きのマニア人間がただひたすら竜巻にむかっていく
片思いを極めた作品
まあなんと脚本のひどいこと(笑)
恋愛や人間関係を中途半端に描くからちゃちい作品にみえてしまう
自然災害から逃げる人間ではなくて
立ち向かう(まあただのマニアですが)人間の姿をもっと描けば力強い骨太の作品になったと思う
ただビジュアルは魅力的で
あの作り上げられた独特のダークな雰囲気は
みるものを虜にしてしまう
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