息子は亡くなる前に集中治療室で洗礼を受けクリスチャンになりましたので
葬儀は教会で行いました。
その通夜、葬儀の時に情けなくも悲しい非常に心を傷つけられる出来事がありました。
息子が息を引き取った日、私の叔母夫婦が病院に来ました。
母の妹夫婦です。
集中治療室で息子を見舞って「小康状態みたいだから帰るわね」と言い、帰った数時間後に息子は息を引き取ったのです。
斎場等の都合で通夜は翌々日になり、教会に叔母夫婦もやって来ました。
そして通夜の祈りも終わり会葬の方たちが帰り、深夜になると教会の和室で布団を引き始め、「途中で変わってあげるわね」と言い、眠りました。しっかり灯りも消して・・・
私と夫、長男と長男の彼女、そして私の妹とその娘は叔母夫婦と私の父と母が眠っている和室の隣のホールで息子の棺に寄り添っていました。
私の両親は高齢だし、叔母夫婦も70歳近いので起きていてもらおうなどとは考えていませんでしたが、通夜って亡くなった人の側にいてあげるものだと思うし、灯りを消してぐっすり眠ったりするものでしょうか?
結局、朝6時くらいに起きて来て「よく寝た。トイレにも起きなかったわ」
と言い、教会のキッチンに置いてあった昨夜の通夜のお寿司の残り、それも手をつけていない桶を持って来て叔父と2人でさっさと食べ始め、キッチンへ行って「お茶もあるわ」などと大きな声で言っていました。
キッチンの近くの小礼拝堂では司祭様数人が朝の礼拝を行っているのです。
私と主人がそのことを話し少し静かにしてと言いましたが、その後も私の両親に旅行の話をしたり、コーヒーが飲みたいなどと話していました。
こんな日に旅行がどうとか、私たちの気持ちなど全く考えていない様子でした。
そして外に出た叔母はすぐ近くに喫茶店があるのを見つけ、「そこに喫茶店があるわ。お姉ちゃん(私の母)モーニング行こう、モーニング」と言い父と母を誘い、そして棺の側にいる私と夫に「あんた達もあとでかわってあげるから行っておいで」と言いました。さすがに夫も腹が立ったので、それでも怒りを抑えて「旅行に来てるんじゃないんやから、もう少し考えて」と言いました。叔母は何でそんな事を言われるのかピンと来ない様子で私の両親を連れて喫茶店に行ってしまいました。
夫と私は何だか情けないやら腹立たしいやら・・・息子がかわいそうでなりませんでした。こんな日に・・・葬儀の朝に・・親がモーニングなんか・・・息子をほうっておいて行けるものでしょうか?デリカシィがなさすぎます・・
そしてまたも・・・後日わかったのですが、斎場でお骨上げを待っている時、皆さんに食事をしてもらったあと・・・
部屋の外のソファーで・・叔父がソファーに座り靴を脱いで、向こう側のソファーに足を投げ出していたらしいのです。私たちより長い人生を生きて来た人がすることでしょうか?
さらに、叔父はお骨上げの時、箸を1本ずつ両手に持ち、打ち合わせていたらしいのです。夫の兄嫁が見ていて、義兄が気づいたら怒り出すと・・ひやひやしていたということでした。義兄はかなり怒っていて「その時気づいていたら殴りかかっていた」と言っていました。
姪の息子の死は、叔母夫婦にとってはそんなに悲しいことではないのかもしれないけれど、人の気持ちを考えなさすぎるのではないでしょうか・・
来てもらわなければよかったと後悔しています。