先日見た
NHKの「週刊 ニュース深読み」
テーマは
“なぜ広がらない？特別養子縁組”
年々増加する
児童虐待、
昨年は過去最多の
10万件を超え
政府は法改正し
特別養子縁組制度を推進する
姿勢を見せていますが
外国と比較すると
養親や里親のなりてが
圧倒的に少ないのが現状で
専門家や経験者から
問題点や解決策を
探っていこうというもの。
“特別養子縁組”は、
生みの親に問題があって
子どもを育てられない場合に
生みの親と縁を切り
育ての親の子どもになって
暮らすという
＝
子どもの将来の為にあるもの
…
ちなみに、
“普通養子縁組”は、
子どもが欲しくてもできない夫婦や
跡継ぎ問題など
＝
大人の都合の為にあるもの
“里親制度”は
一時的に子どもを預かること
…
戸籍上、
普通養子縁組の
子どもは
実親と養親の二組
親を持つことになり
特別養子縁組の場合には
養親のみとなります。
日本は、
なりてが少ない
とはいえ
どこの国でも
養育費目当ての里親
養親や里親からの虐待
養子や里子ということで学校での虐め
悪質な仲介者
など様々な問題もあり
盛んだからといって
幸せなケースばかりではなく
盛んだからこそ
悲惨なケースも多い
と。
扠、
問題が多いからこそ
養親や里親
特に里親による
虐待や殺害事件が
米TVドラマの
捜査ものの題材として
よく取り上げられますが
日本でも実は、
養育費目当てに引き取り
金を獲たら殺害してしまう
という“貰い子殺人”は
決して少なくありません。
1909年の
佐賀貰い子殺人事件の被害者は
60人以上
1913年
愛知貰い子殺人事件
200人以上
1930年
板橋貰い子殺し事件
41人以上
1944年の
寿産院事件では
同院経営の夫婦が
新聞広告などで
200人以上の
乳幼児を集め
親からは、
1人4000～5000円の養育費を
都からは、
補助金と配給品を
受けとり
配給品は
闇市へ横流し
およそ160人前後を
餓死、窒息死、
凍死、等により
殺害
又、
殺害に限らず
男の子は
肉体労働者として
女の子は
遊女として
売り飛ばしたり
金を稼がせる為に
それらを強要したり
はじめから
性的虐待が目的
だったり
…
背景として、
戦後に国中が
貧しく混乱していた
などの事情はありますが
有史以来
今も昔も変わらず
親や大人から
守られてない子どもは
悪人にしてみると
格好の餌食でさ
世界で最も安全な国
現在の日本で
里親による里子への
虐待の発生率は
養護施設と比べて
およそ2倍強
です。
扠々、
なぜ養子縁組が
上手くいかないのか？
様々な理由があり
番組でも専門家の方が
色々と語られてましたが
…
根本的なことを
言えば
そもそも、
カッコウの様に
ハナから
他者を利用するつもりで
托卵する種を除き
自身で子を育てる生物に
他者に子を委ねる種は
いませんし
他者の子を育てる種も
いません。
…
希に、そういう行動をとる
“個体”はいるけどね
生物は、
自身の子孫を遺す為に
子どもを生み育てるので
例え群れを作る種でも
他者の子を自身の子としては
受け入れられず
逆に子どもは
それが誰であろうと
大人の力を借りなくては
生きられず
その結果、死ぬことになったとしても
それは悲劇ではなく
自然淘汰の一環なんです。
つまり、
生物の一種である人間にも
実子以外を
受け入れ難い本能があり
上手くいかないことは
当然のこと
大前提なんです。
です、が
人間は
他の生物とは
違うという意識が
もれなくあるが故に
この件に限ったことでは
ないけど
他の生物には無理でも
人間なんだから
何とかなる
イケるはずと
本能に抗うことに
チャレンジしようと
するわけで
王様が
平民の気持ちを
理解するには
冠を脱ぎ
平民になる以外に
無いように
己を知り、敵を知れば、
百戦百勝、危うからず
ではないけれども
人間という“動物”が
どんなものなのか
正しく理解した上で
チャレンジしなければ
いつまでも、
失敗し続けるのが
道理というものです。
扠々々、
養親や里親の問題
已然の問題
抜本的なこと
悪人を
この世から
無くすことは
絶対に
不可能で
…
仮に、
世界中の悪人を
処刑したとしても
残った善人の中から
悪人に変じる者が
現れるそうで
(自分も、そう思う)
ということは、
特別養子縁組や里親を
必要としない境遇の子ども
ばかりだったら
まだマシなわけで
両親の死亡
病気で育てられない
レイプなどによる不本意な出産
などは別としてもさ
生むつもりも
ちゃんと育てられる
準備も
覚悟も
無く
親として
人として
値せず
子どもを作るな
セックスをするな
セックスは、
娯楽でも
愛を確かめあう行為でも
無く
子どもを作る為の
命を生む為の
全ての生物にとって
命を懸けるべき行為だ
ということ。
そこから、
だと思うんだけど
ねえ。