553粒目「年々、梅雨夏残暑の境が曖昧になってきた砂上の国、日本」 | 砂のブログ

砂のブログ

「線は無数の点から成り、…」で始まるボルヘスの
“砂の本”の様に、始まりも無ければ終りも無い
日々の営みの中で感じたことや思いついたことなどを
つらつらと綴っていこうかなと、ね。

今年は既に
6つの台風が
北海道と東北を
襲い

13号は
温帯低気圧に
変わりましたが
大雨が降るのには
同じこと

爪痕の残る地域への
被害の拡大が
心配されてます。




ま、温暖化をはじめ
地球全体が
おかしくなっては
いますが

東日本大震災以降
なんだか日本は色々と
壊れ始めている
様な気が

と、いうか


日本の
近代化や発展は
明治維新
関東大震災
2度の大戦
等々の、
合間を縫って
ドタバタと
復興や発展を
繰り返し取り繕って
きたわけで


有楽町なんて
空襲後の
焼け野原の上に
まともな整地もせずに
載っけられ

ということは、
南町奉行所を潰した跡に
造られた頃の
土木建築技術のままに

で、
そもそも
江戸時代の
前期くらいまでは
入江だった場所でさ

再開発後の
JR中央口前広場で
(イトシアのある方)
大雨の後に
地面の一部が
陥没して地下水が
なんてことがあった様に

グズグズユルユルの
地盤沈下なう
なんだよね。


首都圏は大体
どこもそんな感じで

地下鉄の
ホームや
連絡通路
地下道
なんかを歩くと
異臭がするので
分かると思いますが


新しく
造られた駅や
改装改築された駅では
“匂わない様に”工夫を
してますけど

要は、

ヘドロ層の上に首都が
載っかってるんだよね。


只、

点検補修などの管理は
各自治体によるので
地方の公共建築物も
かなりだいぶ怪しげなのは

東日本や熊本の震災や
台風や豪雨での土砂災害
などで分かるように

首都圏だけじゃなく
全国の
都市部や
道路なども
危険でさ


そうなってくると

自然災害は、
恐ろしく
避けようの
ないことですが

よくよく考えれば
人災だよねえ?
と、

だってさ、
砂上の楼閣が
脆いのは
砂のせいではなく
砂の上に建てた
バカのせい

でしょう?