531粒目「AKB選抜総選挙にみる、数字の取れる番組と面白い番組」 | 砂のブログ

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「線は無数の点から成り、…」で始まるボルヘスの
“砂の本”の様に、始まりも無ければ終りも無い
日々の営みの中で感じたことや思いついたことなどを
つらつらと綴っていこうかなと、ね。

今年の
AKB総選挙

「AKB48 45thシングル 選抜総選挙」

の、
結果は

HKT48 teamH
劇場支配人兼任の
指原莉乃さんが
獲得総票数
243011票で
第1位

それも、
総選挙史上初の
2連覇と
2位の渡辺麻友に
約70000票もの大差で圧勝

オマケに、
獲得票数の“243011”を
右から読むと

1(イチ)1(イ)0(ヲ)
3(サッ)4(シー)2(ニ)

に、なるとか

いやもう何か
怖いよ


さっしーさん
HKTメンバーの皆さん
ファンの皆様、
お疲れ様
おめでとう御座います。




今年の、
フジの中継は

やはり昨年
クレームが多かったから
なのでしょうが

スタジオでの
宮根氏の解説や
ゲストトークも控え目で

どうにもならない
“CM問題”への苦肉の策か
1~16位の選抜に
“しか”スポットを当てないぞって
その開き直り方も

まぁ、

昨年よりも
見易くはなったので
良かったんじゃないかと。




それにしても、
思うのは


今のTV、
特にキー局って
数字“視聴率”の取れる
番組作りは分かっていても

“面白い”番組を作ることは
もう、出来ないのかも知れないな
と、いうことでさ

この2つは
同じことの様に思えますが

面白い番組の“面白い”
というのは感覚ですから
人それぞれで

どんなに作り手が
面白いと思って作っても
受け手が面白いと感じるか否かは
結果が出るまでは
分からない目に見えぬ
手探りなわけで

数字の取れる番組の
“数字”は目に見えますから
過去のデータを元に
作ることが出来ますが
面白いか否かは別になるわけで

全くの別物なわけです。


勿論、
数字も取れて面白い
番組を作れれば
それが一番なんですが

TVはスポンサーが
金を出してくれなければ
作れず

金を出して貰う為には
目に見えぬ“面白さ”よりも
目に見える“数字”という結果で
納得させねばならず

面白くなるかどうか
ではなく、
人気のあるタレントを起用し
数字の取れそうな番組を
作ること

その繰返しの積み重ねが
今のTVに到る

と。


ハリウッドなどは
“観客動員数”や“視聴率”
といった“数字”と同等以上に

専門誌や大衆紙や批評家
などによる“評価”に重きを置き

例え、ある程度の数字を
結果として出してはいても
評価が低ければ
打ち切られることはざらで

数字と評価の
両立という蓄積の結果が
世界のハリウッドを
作ったわけです。





大分、
話が逸れましたが

選抜総選挙は
AKBに興味の無い人は
絶対に見ないわけで
数字の取れる取れないの
心配は要りませんし

中継のみ
スタジオ無し
だとしても
数字は変わらない筈で

何なら、

中継+スタジオと
中継のみを
並列放送したら
数字を取るのは間違いなく

無駄が無く
余計なものが無く
見易い
中継のみの方
でしょう。


どんなものでも、
良い素材を
その良さを損なわずに
提供することが
大事で

例えば、
料理であれば
良い食材を
シンプルな味付けと調理で
が、一番な様に

本来、
誰しもが
良いと思うものは
使い古された言葉ですが

“シンプル・イズ・ベスト”

でさ、
それは
真理でも
あるんだよね。


選抜総選挙という
少女たちの将来を左右する
残酷かつ不条理な
順位付けのショーは
それ自体が最高の素材なわけで

絢爛豪華な会場で
艶華な衣装をまとい
騒然とする観客に囲まれ

人生の掛かった
自身への評価を待ち

ひりついた空気に
苦悩や努力が
報われた瞬間の歓喜と
報われなかった絶望と悲しみが
混じるという

この、
ソリッドでエッジの効いた

この表現も古いけど

素材に、
ゴテゴテとした
脚色は不要で

余計なものを削ぎ落とし
面白く格好良いものを作れば

何となく
チャンネルを合わせて
見た人さえも
惹き付けることは
絶対に出来ると

思うんだけど
ねえ、





指原莉乃さん
さっしーについて
語るつもりだったけど

長くなったので
次粒。