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宮古市田老町。


今回、田老で記録された津波の規模は最大38m。
周囲を急峻な山々に囲まれていて、津波が山の斜面を
駆け上がりやすい地形なのか、過去にも同様の規模の
津波が記録されています。


田老では、そんな過去の教訓から、
2km以上に及ぶ防潮堤整備、
津波発生時の避難経路確保、避難訓練など、
万全と思われる対策を講じてきていました。


海岸沿いは、市街地の裏手になっていたので、
防潮堤を気にして見ることもなかったですし、
田老駅付近の国道45号沿いから海が見えても、
三陸沿岸どこにでもあるような堤が見えていただけで、
その規模を気にしたことはありませんでした。


今回の津波は、この市街地全体を飲み込んでしまい、
辺り一面が開けてしまい、今では街があった場所全体が、
見渡せるようになってしまいました。


万全に思われた国内最大級の防潮堤は、
そこかしこで破壊されて横倒しになっていて、
改めて津波の威力を実感させられます。


宮古市田老町は、ほかの三陸沿岸の街と同様、
背後に急峻な山々を背負っていて、
海岸との間の狭い僅かな平地に街ができています。


このため、過去の津波の被災後も、
山手に住宅地を移すことをせず(できず)に、
津波浸水区域内に街を形成していきました。


当然のことながら、
38mの津波を防ぐ防潮堤など整備できるはずもなく、
山手も造成できるような地形ではないので、
住宅建設は浸水区域外でと言われても、
その用地確保は容易ではありません。


海岸から100m以上上った台地の上に移住すれば、
毎日の生活にも支障をきたしかねません。


こうした問題をどう打開するのか。
行政指導による都市計画が不可欠なのはもちろん、
強力な意思決定と指導力が求められています。


▼宮古市田老町の全景
仙台発!みちのく探訪記-宮古市田老町




今日も1日寒かったですね。

今日は車で宮古まで出勤。
新幹線が動かないと、移動手段が限定されてしまい、
しかも時間がかかります。

最近東北の広さを改めて体感しています。



さて岩手県も変わらず寒く、白いものがチラつく中、
片道4時間ドライブ。


宮古市でウロウロ要件を済ませ。

帰りは改めての沿岸視察を兼ねて、
また陸前高田市まで国道45号を南下しました。


今日の視察のメインは大船渡市三陸町吉浜。

先人の教えと当時の村長の指導力によって、
高台に移住して大津波の被災を免れた地区。

改めて町の作りを見てみると、
結構な傾斜地に家屋が建ち並んでいます。


浜辺に近い場所には宅地に適してそうな

平地が広がっていますが、宅地は無く、

田畑として活用されています。


ここはほぼ津波に浸かっていました。


急斜面上の集落内にも農地はあるものの、

段々畑で作業効率は悪そうです。

漁に出るにも急斜面を降りなければならず、

毎日の生活は決して楽ではないはずです。


高齢者が増えれば、なおさら。


それでもこの地区は、先人の教えに従い、

この高台で生活することを選択しました。


集落規模や周辺地形の状況によっては、

参考にできる地区もある気がします。


▼かなり急な坂道です。
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▼段々畑の下に宅地が立ち並んでいます。
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▼沿岸部の平地は田畑のみ。
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▼堤防はここも破壊されています。
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今日の仙台は、
昨日の穏やかな天気から一転、
1日中雨模様。

夜になって随分冷え込んできました。

今週は後ずっと週末まで天気がぐずつきそうです。

昨日までは絶好の花見日和だったのに。
今週末は天気回復しても葉桜かな。

桜前線は少し北上しそうですね。