温室育ち、農薬を使用されて育った丸山です。
あなたは、無農薬で育ってきましたか?

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さてさて今日で農薬の話は終わりにしようとおもいます。
まだまだ書くことはありますが一旦ここで打ち切り。
正直、農薬に関してはどっちでもいいと思っているので
こうだという事が言えません。
そういう事を議論するのも当然大事なんですが
もっともっと大事な所がありますよね?
そんな内容を書いて行こうと思います。
とりあえず農薬かけてませんか?
店頭に二種類のトマトが並んでいます。
仮にAとBにしましょう。
どちらも一個¥100のトマト。
色も形もそこまで変わらない。
どちらもトマトのいい匂いがします。
ここまで来ると何で選びますか?
どっちをとっても
正解であり、間違いになります。
何が正しいかなんてわからないんです。
Aは農薬の使用回数を目一杯使用した物。
Bはその半分の回数しか使用してない減農薬の物。
瓜二つの物が出来てくることは
そうないのであくまでも見た目の件は仮定です。
当然諸外国よりはるかに厳しい
日本の農薬基準を通った両者。
ポジティブリスト
(残留農薬の基準値をオーバーしないように管理すう制度みたいなもの)
によって一応管理はされていますが
実態を知っているのは販売者と生産者のみです。
自分で生産の管理をしないと
地域の農薬散布のカレンダー通りに散布しているところだって少なからずあります。
大きな果樹団地は共同防除と言い、一日でその地域の圃場を防除します。
かけたくないと思っていても組合で防除を行っているため
ここでやらなければ大きな機械がなく年寄りが手でやる位なら任せてやった方がいいという感じです。
予定にあるから散布するという事ですね。
一回減らせる状況でも。
で、このブログ内で最近話題になっている
農薬=悪か?
という事です。
確かに人体に悪影響があります。
農薬を散布したことがある人ならわかりますが
すごく重労働。
んで、夏でも冬でもカッパを着用し
特殊なマスクに、ゴーグル。
それをしていても、農薬を少し吸ったりする時もある。
顔に飛散した農薬が汗とともに口になんて事もあります。
ダイレクトで農薬を摂取しているのは
生産者である農家です。
野菜から摂取する量に比べたら
リスクも量も比べ物にならない位くらいです。
んで、丸山自身も頭が痛くなる農薬とかそうでない物とかがありました。
これって人それぞれです。
○○アレルギーが出るのと似ていますね。
食べる人にどこまで悪影響があるかは正直専門家ではないのでわかりませんが、
あなたが思っている以上に農家の人は農薬を浴びています。
そういう事実があるという事は忘れないでほしい。
農薬=悪
これは人それぞれ信じるように信じたらいい。
信じ込んでいる人に
これはこうなんだって説明しても考え変わらないですからね。
言い方悪いですが、ある一種の熱狂的ファンみたいなもの。
無農薬野菜、有機野菜信者みたいな感じで。
決して、どちらも悪いとは思いません。
選択肢の幅が広がることは良い事です。
そして、虫食いでもいいから無農薬派のあなた。
無農薬栽培
↓
有機栽培
↓
慣行栽培
の順で上から味が良い保証なんてどこにもないです。
例えば店頭に無農薬と慣行栽培の物があります。
片方は虫食い。
片方は綺麗。
それでも虫食いを選ぶあなた。
では、今ではおなじみのパンのコーナー。
たくさんある菓子パンの中に、
何者かが明らかにかじったパンがあります。
しかも未開封。
未開封だから安全?
と考え、購入しますか?
しかもかじった方が値段が倍くらいする。
虫食いの野菜でもいいという事は
このかじったパンを買う事と同じです。
安全だという
憶測でしかないことも当然出てきますからね。
少し例が極端ですが、
前も言ったようにアレルギーや、体質的に無農薬ではないと無理な人を除き
そこまで気にする必要はないと思います。
そばアレルギーでもないのに
そばアレルギーが出る可能性があるからそばは食べない!!!
って言ってたらなんも食べられなくなります。
言いたいことを結構オブラートに包んでいったのですが大丈夫でしょうか?
心の中はもっと感情的ですが。
んで、計4回にわたる前置きはすべてここにつながります。
ここが言いたかった。
無農薬栽培でも
有機栽培でも
慣行栽培でもどれでもいい。
ただ消費者が求めるものを言うのは簡単です。
冒頭のスーパーの件みたいに
農薬の使用回数が違う野菜が店頭には並んでいます。
農薬の回数がたくさんだから、この野菜は買いません。
農薬の回数が少ないから、この野菜を買います。
こういう減農薬にする努力をしても
みな同じフィールドに並ばせられ戦っています。
農薬の回数がとか言ってる前に
ここをどうにかすることを議論する方がもっと建設的。
これが生産者の首を絞めることになるかもしれないが、
農薬使用が少ないという事実をもっと消費者は評価してあげてほしい。
浴びたくもない農薬を浴びて作った野菜。
それでも農薬は悪だから嫌だ。
と消費者にそっぽを向かれたのでは
どこに対してモチベーションを保っていいかわからなくなります。
これではいい流れは生まれない。
買う側は選択肢がたくさんあります。
売る側は選択肢は限られている。
だから自分たちの野菜は自分で売ろうという事を推奨しています。
ある意味これも無農薬野菜とか、有機栽培とかと同じです。
丸山農園の野菜=丸山農法でおいしいという一種の宗教です。
ん?
違うな、ファンか。
正直今回の件は凄く気を使って書いていました。
ただ、丸山自身農薬の件は最初からどっちでもよくて、
それよりも野菜本来のポテンシャルを引き出すためにはどうしたらいいのか?
の方が大事だと思ってます。
子供を育てる時に
将来優秀になってほしいのなら、勉学を積極的に励み
スポーツ界で活躍してほしいなら、本番のその競技に小さいころから触れさせる。
健やかに育てばそれでいいと言う人もいるでしょう。
目的の野菜を作るために、
どのフィールドで
どのようなスタイルで
どう育てるのかが決まります。
それを消費者と、生産者の需要と供給のバランスが取れる仕組みと場所を作って行ったら
少しは明るい農業の未来が見える気がします。
とまぁ、ミスターメクレさんがコメントでくれましたが
もっと農業界全体を議論した方が有意義だぜ!!と言う事です。
無農薬野菜の農家が増えたところで農業の未来は明るくなるとは思えませんからね。
結構厳しい事や、批判?みたいな言い方もしましたが
これをきっかけに色々とあなたの中で整理してみてください。
ひとつだけいえるのは丸山らしくない文章になってすごく残念でした。笑
という事で意見がある方はぜひどうぞ。
丸山は普通の26歳に戻ります。
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