こんばんは。
前回の続きです。

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今回はカリはあまり関係してないですが、
なぜ窒素とカリが同時にあるといけないのかを話しますね。
◆窒素とカリの共存が難しい訳
月の話の時にお話しましたが、
満月の頃には「窒素を効かせて」
新月の頃には「カリを効かせる」
満月の頃は「生殖生長」に傾きやすく
新月の頃は「栄養生長」に傾きやすい。
えっ?
難しい?
じゃあわかりやすく説明します。
生殖生長のときは花芽を作ったりしてます。
実だったりそういう生長です。
反対に
栄養生長は、枝や葉とかを大きくしてます。
体を大きくしてるんですね。
はい。
ここで花芽を作ってる作物にカリしかあげないとどうなるか?
作物は喜んで子孫を残そうとします。
しかもたくさん。
すると、子孫をたくさん残せた作物は満足するわけです。
体力がある限りイキます。
そして花を咲かせることをやめようとします。
でも作物なのである程度、
収量が上がらないと商売にならないですね。
だからここで窒素を効かせる。
子孫を作るのはほどほどにして
体を大きくして病気に負けない体、
また子孫を作れる体にしようね。
と促してあげるんです。
その逆も同じです。
栄養成長の時に、窒素ばっかり与えるといつまでたっても実を付けてくれません。
体を大きくすることに夢中で、子孫は残そうとしなくなる。
このバランスをとってあげるのが生産者や家庭菜園で栽培するあなたの役目。
これは全部に使える技ではないのですが、
栄養生長と生殖生長を頻繁に繰り返す作物には使えます。
人間に例えると
男なら好きな子とあんなことやこんな事して疲れます。
女なら身ごもる準備をする。
これが植物でいう花や実を大きくしてる行為。
さすがに毎日は疲れる。
だから休息が必要。
そこでご飯を食べたり健康にいい食材を食べる。
ストレスを発散とか。
これが植物でいう体を大きくする行為。
これを日常では同時に行っていますよね。
んで、
どっちかにウエイトが寄りすぎるとおかしくなる。
ひたすら飯食ってるとか、
ひたすら腰振ってるとか。
だから調整役が必要なんですね。
人間だからある程度、食欲と性欲をバランスよく処理できます。
でも極端な話
どっちかしかない状態になったら?
考えただけでもハゲそうですが、
僕なら確実におかしくなります。
やっぱり異常が起きるわけです。
人間なら精神的にやられる。
作物なら奇形や病気が出る。
子孫を残せるのなら
最後の力で花を咲かせ枯れます。
ようは人間も植物の同じです。
形がおかしかったり、
味が悪いのは植物界の精神異常者なのかもしれませんね。
なので、両方同時だと効かせたい方を
効かせられなくなります。
すると困っちゃいますよね?
まぁあくまでこれは一例ですがこういう事も植物の中で起きているのも事実です。
だからここで育苗の話にもつながるのですが、
産まれたときから自分の手で育てていれば生長の過程が手に取るようにわかります。
バランスよく育っていると。
でも小学生くらいまで育った子を貰ってきて育て始めると、
まずどういう性格なのかすらわからない。
やっと性格がわかりだしたころにはもう成人して子供が出来てる。
人間界じゃこんなこと早々ないですが、
植物界はこれありえます。
苗を買ってきて育てるのが悪いと言っているわけではないです。
信用のおける環境で育った苗や、それを見分ける目を持ちましょう。
でないと
言う事聞かないのがどんどん育ってきますから。
優しく
「甘いトマトに育ってね」
なんて言っても聞いてくれないです。
人間も植物も性格を直すのは大変ですからね。
という事で、やはり長くなりました。
ざっと簡単にカリシリーズ話してきましたがどうでしたか?
次回は
「カリシリーズ。ワールド編」
の予定です。
もう少し掘り下げようかなと。
どんだけカリが好きなんだって話。
まぁそれだけカリが大事だってことでもあります。
きょうも読んで頂きありがとうございました。
じゃね♪
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