孤城落日

孤城落日

猫との暇暮らし

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2019年、私の誕生日3月28日に泊まってきた温泉記事です。

3日前にLGL悪性リンパ腫のチーを初めて血尿で動物病院に連れてったけど、

その時は単なる膀胱炎と言われたのと、注射2本打って血尿も頻尿も治ったので心置きなくお出掛けしてきました。

 

以前は「森の出で湯 かが楽」という旅館が

2014年12月リニューアルオープンし、名前も「森の栖リゾート&スパ」に変わり

常々一度は行ってみたいなーーと思ってて

『女子旅プラン』で予約しておきました。

 

1.選べるアメニティセット
2.夕食時デザートグレードアップ
3.色浴衣無料レンタル
4.エステ10%off
5.部屋飲みセット30%off

以上、5つの特典が付いた女性だけのお得プラン!

 

エントランス入り口のドアを開けたら絵画のような水盤が目の前に!!

そしてすぐ長いエスカレーターに乗って

 

ロビーへ

 

1万坪の敷地なので広くていいのですが、傾斜のある森の中なので横移動に縦移動にと、館内は迷路みたいで、どこに行くにもしこたま歩いたり階段昇り降りしたりで年配者にはお勧めできません。

 

お土産売り場

 

お誕生日なんで思い切って【別邸木もれび】にしました。

 

 

木もれびは「四季回廊」をぐるぐる回った離れにあり、離れまでの距離が長いし階段多いし、

真冬で横殴りの雪が降ってたらとてもじゃないけど歩けない…

真夏もキツいだろうなーーーー

(遠回りになるけどエレベーター乗り換えて本館廊下を歩き回って行くことも可能)

 

あまりに遠くて途中に水屋もあります。

 

【別邸木もれび】専用玄関で靴を脱ぎ、廊下はオール畳敷き

お部屋は檜露天風呂付きの「智松」

 

内玄関も踏み込みも広い

 

踏み込みの冷蔵庫の上にお着き菓子

 

檜露天風呂付き和モダンツイン
15畳(ツインベッド)+踏み込み+檜露天風呂+専用庭

2名一部屋45,360円のところ5,000円のクーポンを使って40,360円(税込)

 

 

 

お部屋の露天風呂が温泉でないので今まで宿泊を躊躇してましたが

一般客室はホームページを見ても、ちょっと古臭さが否めないし

大浴場が熱かったら嫌なんで、奮発して広くて新しい【別邸木もれび】にしました。

 

 

 

 

 

大浴場は別邸に近い一階と、本館六階と二ヶ所あります。

 

一階の「森の出で湯」

 

「森の出で湯」の露天風呂

 

本館六階の「樹林の湯」

 

 

脱衣場に暖房がかかっていて、湯上り友達を待ってたら

大きな本館の六階なんで窓も開かなく、クールダウンする場所もなく汗だくに…

で、部屋で入り直し(笑)

やっぱ露天風呂付き客室でよかったぁ~

 

エステティックサロン竹音で40分のマッサージも受け、

 

夕食は「プールサイドダイニング」で

 

でも冬だからプールは空っぽで汚い…

プールある高級な宿なら季節関係なく「インスタ映え」させるために水を湛えた青いプールが景色の一つとして維持されているのにプールサイドダイニングって名前まで付けておきながらコレは残念

 

お高い別邸に泊まっても一般客室のお客様と一緒のテーブル、一緒の内容っていうのも残念

 

だもんで別注で蟹の甲羅蒸しを注文

 

 

朝食も同じプールサイドダイニングで

 

パンとドリンク、コーヒーがバイキングなのは良かったです。

 

エントランスには駐車スペースがないので、来た時はここで鍵を付けたまま降りて

帰りは↑の送迎車で駐車場まで乗せてってくれます。

加賀温泉にはないような洒落た宿ではあるけどオバサン女子会には不向きな宿でした(笑)

 

2013年6月30日に「里親探しの譲渡会」で譲り受けた生後2ヶ月の兄妹猫のチー(♂左側)とミー(♀右側)

(詳しくは「猫」書庫でご覧ください)

その男の子のチーがLGL悪性リンパ腫で6歳7ヶ月の短い生涯を終えた闘病記を綴っていきます。

同じLGL悪性リンパ腫にかかってる猫を飼ってらっしゃる方の参考になればと…

 

「消化器型リンパ腫は高齢(平均11歳)のFeLV陰性猫に発生しやすい。腸壁の肥厚が認められ、胃、腸間膜リンパ節、腸管付属リンパ節に病変が発生しやすい。腹部膨満、嘔吐、下痢、血便、重度の脱水・削痩などの症状が見られる。特殊なタイプとしてLGLというリンパ腫があり、非常に悪性度が強い。
発生部位によっても予後は大きく異なる。消化器型リンパ腫の生存期間は平均7~10ヶ月であるが、LGLという特殊なタイプのリンパ腫は非常に予後が悪く生存期間は平均2ヶ月である。」

 

下記の記事の続きです。

チー下部尿路疾患のため病院へ(オス猫6歳)

愛猫チー(6歳♂)LGL悪性リンパ腫闘病記その1

愛猫チー(6歳♂)LGL悪性リンパ腫闘病記その2

愛猫チー(6歳♂)LGL悪性リンパ腫闘病記その3

愛猫チー(6歳♂)LGL悪性リンパ腫闘病記その4

 

2019年11月24日(日曜日)の午後23時30分に亡くなり、

その翌日、25日午前10時にペット葬儀社「エンジェルペットメモリアル」に電話すると

当日の午後1時からお葬式と個別火葬をして頂けるとのことで行って来ました。

もちろんミーも正装に着替えて一緒です。

ガックリと喪主席に座る旦那とミー

チーの死が近いことを前もってわかっていたので、死の10日ぐらい前にパソコンに保存してあるチーの画像を50枚ほど選んでUSBに入れておいたので、打ち合わせの間、ホールのモニターにチーの画像がスライドショーで流してくれてました。

その写真を見ながら、遺影はどれにするか、写真立てにはどれにするか、オプションで買ったメモリアルグッズの写真をどれにするか、とかスムーズに選ぶことができました。

祭壇に遺影と位牌とお棺に入れるおやつなど並べて

13時半からお経をあげてもらいました。

ミーもお焼香

その後、お別れ室にチーの遺影などが飾られ、

しばらくするとチーがお棺に入れられてきました。

一緒に燃やす学ランや、おやつ、ミーとの写真、お花などでチーを埋め尽くし

ミーに最後のお別れをさせました。

その後約1時間半、個別火葬が終わるまでミーと待ちます。

まだ6歳と若かったので骨もしっかりしてます。

お骨拾い

チーがお骨になってしまいました…

別個に遺骨入れが付いてる写真立てと

遺骨カプセルを二人分(写真と肉球飾りに命日と名前が刻印)を買って

初七日法要の1,000円を前払いして50,170円ととっても良心的

人間の葬式もこんな風に簡潔に済ませれればなぁーと思います。

(86歳の父も同時期に癌が判明し、11/11に入院し余命一ヶ月と宣告され、チーと重なるんじゃないかと心配していたのですが、チーが死んで一ヶ月後になくなり12/26に葬儀を済ませました)

ミーは悲しんでるのかと思いきや、いじめられていたチーが居なくなり

天下をとったように伸び伸びしています(笑)

旦那曰く、「今までチーがしてたようなことをミーが代りにやっている」との事

(足元スリスリしたり、パソコンの横でゴロゴロしたり)

でも基本ミーは二階で私と一緒に居ることのほうが多く、チーべったりの旦那は立ち直るのに時間がかかりそうです…

2019年11月30日はチーの初七日

旦那は仕事のため、ミーと一緒に行って来ました。

この日の初七日法要は2家族だけ

そして「エンジェルペットメモリアル」では毎月第三日曜日に合同法要を行っており

チーの正式な四十九日は1月11日ですが、合同の19日に行って来ました。

 

後部座席のシートベルトにチーの遺骨と遺影

ミーはお外の方が気になるようです。

葬儀社に行くと駐車場警備員が二人も居て、車一杯で臨時駐車場に案内され

中に入ると、もの凄い人が座ってます!!!!!

四十九日迎えるペットちゃんがこんなに居るんだーーと思っていたら

7回忌や3回忌、1回忌のペットちゃんとの合同でした。

「〇〇家の△〇ちゃん〇年〇月〇日永眠、享年×歳」と呼ばれたら

家族が祭壇の前に進んでキャンドルを灯し、ご供養札を置いて焼香するのですが

一匹のペットに最大6人が焼香に立ったりと、家族総出で参加しているから人数が多かったみたいです。

「チーちゃん、2019年11月24日、享年6歳」と呼ばれ

ミーも一緒にご焼香

お供え用生花は大きく名前が書かれ、お持ち帰り

四十九日法要を終えて、無事チーが天国へと渡ったので

今までリビングに置いてあった遺影、遺骨、位牌は一階廊下のくり抜き飾り棚に移動させました。

上の飾り棚には初代ちぃちゃん(享年11歳・腎不全)の写真やお札が祀ってあります(当時はペットの葬儀に詳しくなくて合同火葬にしたため遺骨なし)

いずれミーが死んだ時も「エンジェルペットメモリアル」で個別葬をして

旦那が死んだら骨壺にチーとミーの遺骨を混ぜてお墓に入れるつもりでいます。

チー安らかに

 

 

2013年6月30日に「里親探しの譲渡会」で譲り受けた生後2ヶ月の兄妹猫のチー(♂右側)とミー(♀左側)

(詳しくは「猫」書庫でご覧ください)

その男の子のチーがLGL悪性リンパ腫で6歳7ヶ月の短い生涯を終えた闘病記を綴っていきます。

同じLGL悪性リンパ腫にかかってる猫を飼ってらっしゃる方の参考になればと…

 

「消化器型リンパ腫は高齢(平均11歳)のFeLV陰性猫に発生しやすい。腸壁の肥厚が認められ、胃、腸間膜リンパ節、腸管付属リンパ節に病変が発生しやすい。腹部膨満、嘔吐、下痢、血便、重度の脱水・削痩などの症状が見られる。特殊なタイプとしてLGLというリンパ腫があり、非常に悪性度が強い。
発生部位によっても予後は大きく異なる。消化器型リンパ腫の生存期間は平均7~10ヶ月であるが、LGLという特殊なタイプのリンパ腫は非常に予後が悪く生存期間は平均2ヶ月である。」

 

下記の記事の続きです。

チー下部尿路疾患のため病院へ(オス猫6歳)

愛猫チー(6歳♂)LGL悪性リンパ腫闘病記その1

愛猫チー(6歳♂)LGL悪性リンパ腫闘病記その2

愛猫チー(6歳♂)LGL悪性リンパ腫闘病記その3

 

↑2019年11月19日のサムネイル

18日に打った2回目の点滴は全く効果が出ず、17日朝から一切飲み食いしてないチー

 

11月19日の夜 あれだけオシッコで困らされていて怒ってばっかりだったのに

今になってちゃんとトイレでしている…

チーなりに最後の最後は迷惑かけないようにと気を遣っているのか???

 

11月20日の昼 いつも一緒に寝てる旦那が逃げ出したので

19日からは私が寝てる小上がりに寝てくれるようになりました。

小上がりだとテレビ見てる茶の間から様子が伺えるので助かる

 

ネットによると猫は死期が近づくと目が吊り上がってキツネ目になるらしい…

 

元々CMや映画などに採用されるクリックリのまん丸目ではなかったものの

ミーに比べれば丸い目をしていたのに具合が悪くなってからと元気な時との違いようといったら…

 

20日の夜はやたらコタツに入ったり出たり

 

触ると尻尾だけパンパンと反応させ、「ねこのきもち」によると寝たまま尻尾をパンパン動かすのは、イライラして不機嫌な時、怒っている時、と書いてあったので撫で撫でしては「ごめん、ごめん」と謝ってました。触ってほしくない(痛いから?)と思って、抱っこしたりお膝に乗せたりってしなかったけど、今思えばもっと抱っこしてあげればよかったなーーって後悔してます。

 

11月21日夜、もうペットシートにオシッコしないみたいなんで、廊下やリビングのドアのペットシートを全部外して、小上がりの畳やベランダ側の猫トイレの周辺だけに敷き直すことにしました。

 

 

 

 

11月22日昼 20日21日22日とずっと小上がりの畳の上で寝てるチー

 

小上がりは高さが37cmあるので昇り降りも大変だろう小上がりにトイレも置いてあげました。

 

昼間は明るいからか、初めて猫ちぐらに入っていました。

 

11月23日昼、今まで旦那と寝てた和室でカゴに入って寝てたチー

 

爪とぎする元気がまだ残ってるチー

 

23日の20時半はまだ二階の和室に居たけど…

 

次に見に行くと瀕死状態のチーが居なくって

探し回ると一階事務所の小上がりの棚の下に潜っていました。

チーは外が見たいからか寝る時以外は基本いつも一階に旦那と一緒に居て、

事務所の猫玄関を締め切って侵入禁止にしたら諦めて二階に来て、そして和室で旦那と寝てたのに

その旦那が居なくなったので、あのヨタヨタな体で階段降りて一階に来たんだろう…

棚の下から引っ張り出すのも可哀想だし、きっと旦那を待ってるんだろうなとしばらくそのままでそっとしておくことにしました。

 

22時半、旦那が仕事から帰ってきた時は

車の音に反応したのか事務所のセンターラグの上に移動してて、寝てるのを旦那が発見しました。

結局、風呂入ってまた実家へ逃げ出したのでチーを二階に連れてきて見守ることに

 

一階はまだペットシート片付けてないけど、一階ではオシッコせずに

二階に連れてきて小上がりに寝させたら、飛び降りて床に置いてあるトイレでオシッコ

 

11月24日の夜中2時半

4時間前に一階から二階に連れてきてからは冷たい廊下のフローリングばかりに横たわる

(リビングは蓄熱暖房機が効いてて暖かいからか)

 

トイレはリビングの奥の方なのでヨタヨタなチーの足では50歩ほどかかるのに

律義にトイレまで爺さん猫のように歩いてオシッコ(ウンチは一週間以上出てない)

 

11月24日朝9時 チーと声を掛け撫でると「ニャッ」と返事

 

24日午後3時頃、チーが見当たらないので探しに行くとまた一階事務所に!!!

平行移動だけでもしんどそうなのに階段を降りていくってどんだけ一階に行きたいのか…

旦那も仕事で居ないので一階だと見守れないから夕方抱っこして小上がりの毛布の上で寝かせましたが、すぐに廊下のフローリングに移動していきました。

 

24日夜20時、もしかして死んでる???

病死の場合、だいたい4つ足を前に出した↑の格好で亡くなることが多いそうで

一瞬焦ったけどまたお腹が動いていて生きてました!!!!

もうこの頃から15分おきぐらいにはチーの様子を見に行ってました。

 

24日21時、前足を枕に寝ててホッと一安心

 

24日夜23時06分、また4つ足を前に出して横たわっていて

顔を見ると目がうつろで私と目を合わせてくれなかったので、「そろそろヤバい」と

廊下に座布団を持ってきてずっとチーの傍にいることにしました。

撫でてももう尻尾をパタパタ動かすこともしません…

23時18分、ネットで調べてたように前足で泳ぐように犬かきをしました

数分後には後ろ足でも犬かき

23時27分、グッっと首を持ち上げ、4つ足で犬かき

そして23時30分、首をガクっとさげ、一瞬吐くような姿勢になり、瞳孔がガッと開いて息絶えました

チー6歳7ヶ月 合掌

 

とにかくチーの目をつぶらせないと…と目を閉じさせて

漏れてきたオシッコを拭いてから抱っこして猫布団に寝かせました。

LGL悪性リンパ腫の末期ってどんな感じなんだろうといろいろ想像していたけど

最期は下痢も嘔吐もせず、猫トイレでちゃんとオシッコをし、

死後体液が流れ出したフローリングもナノコーティングしてあるところだったので拭き取りも簡単で、畳や布団を汚すことなく逝ってくれました。

この一週間は今までのチーの悪さがすべて帳消しになるほどのいい子でした。

 

LGL悪性リンパ腫を発症し、余命2ヶ月のところ3ヶ月頑張ったチー

11月12日にグッタリして飲み食いすることを拒否してチーは自ら死の準備に入ったのに、[延命措置の一つである点滴]を14日と18日に打たせてしまってチーを苦しめたんじゃないかと後悔しています。

「平穏死」の条件は脱水、その逆は「溺れ死」にだそうで、枯れていけば楽に死ねるとチーは一切水分を断ったのに、飼い主の勝手で点滴をして24日まで長引かせてしまったんじゃないかと…


旦那は「少しでも長く生きてほしい」
私は「少しでもチーを楽に早く逝かせてあげたい」

猫が病気になった方のブログ等読むと抗がん剤治療や点滴治療の話が山ほど出てきて、どれが正しいか判りませんがチーに関しては若いからガンの進行も早く、LGLをいう悪性度の高い種類、摘出した腫瘍の切れ端にもリンパ腫が見られた、リンパによって全身に癌が回る、抗がん剤治療してもせいぜい2,3ヶ月伸びるだけ、副作用も辛いだろうと抗がん剤治療しなくてよかったと思ってます。

先生に「このままだと後数日」と言われ、点滴お願いしたけど余計に13日間も苦しめて8日間も体が枯れるまで飲まず食わずにさせたことが悔やまれます。
今となっては腫瘍摘出手術も…(ただ手術のおかげで病名が判ったことは良かったと思うけど)

遺伝性が高いとのことで4人兄妹のうち、チーとミーだけがミルクティ色の薄い毛色の子だったんで、もしミーも悪性リンパ腫になったとしたら、ミーの時はバイオプシー検査(しこりに注射針を刺して細胞を採取して検査する)だけで「手術も点滴もしない」を選びます。

察し鋭い子なんで薬すら飲ませられないかもしれない

でも悪いことは考えないでミーはチーの3倍は生きて天寿を全うしてほしいものです。

2013年6月30日に「里親探しの譲渡会」で譲り受けた生後2ヶ月の兄妹猫のチー(♂右側)とミー(♀左側)

(詳しくは「猫」書庫でご覧ください)

その男の子のチーがLGL悪性リンパ腫で6歳7ヶ月の短い生涯を終えた闘病記を綴っていきます。

同じLGL悪性リンパ腫にかかってる猫を飼ってらっしゃる方の参考になればと…

 

「消化器型リンパ腫は高齢(平均11歳)のFeLV陰性猫に発生しやすい。腸壁の肥厚が認められ、胃、腸間膜リンパ節、腸管付属リンパ節に病変が発生しやすい。腹部膨満、嘔吐、下痢、血便、重度の脱水・削痩などの症状が見られる。特殊なタイプとしてLGLというリンパ腫があり、非常に悪性度が強い。
発生部位によっても予後は大きく異なる。消化器型リンパ腫の生存期間は平均7~10ヶ月であるが、LGLという特殊なタイプのリンパ腫は非常に予後が悪く生存期間は平均2ヶ月である。」

 

 

下記の記事の続きです。

チー下部尿路疾患のため病院へ(オス猫6歳)

愛猫チー(6歳♂)LGL悪性リンパ腫闘病記その1

愛猫チー(6歳♂)LGL悪性リンパ腫闘病記その2

 

2019年8月14日(水)、小腸の異常な膨らみを摘出する開腹手術をして

退院5日後の23日から頻尿が再び始り、3分くらい頑張って数滴オシッコ
また歩いてはオシッコ、歩いてはあっちにオシッコ、歩いてはこっちにオシッコの繰り返し

25日はゲリ気味だったけど、今思うと下痢は亡くなるまでありませんでした。

 

8月26日(月) 抜糸と、病理検査の結果を聞きに病院へ。

 

2週間ぶりにエリザベスカラーが取れてほっと一安心のチー

 

ですが病理検査の結果、消化器型の「悪性リンパ腫」=血液の癌であることが判明しました。

しかも一般的なリンパ腫より悪性が強く、とても進行が早いLGLリンパ腫(大顆粒リンパ球性リンパ腫)で、リンパ節や他臓器にも転移し、無治療なら余命2ヶ月だそうです。
(LGLは人間なら悪性リンパ腫の0.1%しか報告されてない極めて稀なリンパ腫)

ただ、別の病気で病院に通ってたまたま見つかった早期発見で[食欲不振、下痢、嘔吐]など明らかな癌の症状が現れてからの2ヶ月なんで、チーはまだ血尿頻尿しか症状がないから、まだまだ頑張ってくれるんじゃないかな…って思ってます。

 

治療方法は抗がん剤かステロイド剤しかないと言われ、私自身癌になっても抗がん剤治療はしない派なんで炎症と痛みを抑えるステロイド剤治療を即答しました。
先生は「こんな早期発見は珍しいから早期に抗がん剤治療したらどれだけ生きれるか試してみたい」とおっしゃったけど体力・免疫力の低下や副作用が心配だし、これもチーの寿命だと自然の摂理に任せることにしました(家に帰って旦那に話したら同じ意見だった)

当面の困り事のオシッコに関してはロイヤルカナンの食事療法で様子をみてくださいとの事。

 

抜糸、1ヶ月分のステロイド剤、ロイヤルカナン2kg <12,852円>

 

 

傷口見せてねーーー

 

痛々しい…

 

ロイヤルカナンはユリナリーS/0

 

8月28日 エリザベスカラーが取れてもミーとは今までのように仲良くなれない

頻尿も27日治ってマーライオンのようにシャーーーっとオシッコ出すけど若干黄色い???

 

8月30日 久しぶりにお散歩

9月4日 美味しいのか結構食べてくれる

 

9月前半は夜中に活動して昼間は寝てばかり(夕方やっと起きる)

でも元気でよく遊び、よく食べ、よくオシッコこいて、ウンチも以前より細くなったけどちゃんと出す

9月19日から頻尿ぎみとなり、20~22日と3日間すっと酷い頻尿でした。

 

9月25日(水) 薬を貰いに、LGL悪性リンパ腫癌宣告から初めての1ヶ月検診に行って来ました。

 

体重は5.00kgと0.2kg減少してたけど

先生は「体重も変わってませんねー、下痢などの症状がなければステロイド剤だけでまだまだ生きそうですね、なんにしLGL悪性リンパ腫でこんな早期発見は初めてのケースだからなんとも言えません」とのこと。

1ヶ月分のステロイド剤のみ(1日1回1錠服用の錠剤<5,508円>

 

オシッコは相変わらずペットシートで立ちションだけど、ウンチもよくこいて食欲もバカほどあるんで、私らはチーのこと【余命2ヶ月詐欺】と呼んでいました(笑)

ネットでLGLリンパ腫を調べまくったけど、相当末期にならないと症状が出なくて、病院に来院した時に「余命2ヶ月です」と言われるみたいです。
どの猫もぐったりして激痩せしてるらしいけど、チーはあまり体重減ってないし、頻尿以外は病人らしくないんです!!
あまりにも早期発見で、末期症状出るまで5年ぐらいかかるのかも?
そしたらこの病気の発症平均年齢の11歳になる訳で…
ま、とにかく月に一回ステロイド剤を貰うのに病院行くから毎月体重測定してもらおうと思ってました。

 

10月1日 この春から富山市内の実家を猫仕様に建て替えてて、ついに完成したので

チーミーを連れて新しい家で遊ばせました。

チーの部屋も作ったので病気が悪化してオシッコうんち垂れ流しになったら一面にペットシートを敷いてチーだけ隔離しようかとも考えてました…

 

10月10日、車に乗ってはしゃぐチー

 

シニアカーも乗って喜ぶチー

 

10月19日から再び頻尿

いつも3日ぐらいで治るのに今回は5日間も!!!!

特に21日が酷かった

お気に入りの茶の間のペットタワーに登って寝たのはここら辺が最後

でも22日に頻尿が治り、夕方チーミー揃って脱走し2時間外で遊びまくる

 

10月24日(木)、LGL悪性リンパ腫癌宣告から2回目の定期検診。

 

何故か体重は5.28kgと増えていて(1ヶ月前は5,00kg)
先生も「体重増えてるから食欲もあるみたいですねー、お腹も膨らんでいないし新たな腫瘍もできてないみたいですね」...
私「1週間前にまた頻尿と血尿あったけど、いつものように血尿は1日で頻尿は5日で治まりました」

 

先生「早期発見だからステロイドだけでもまだまだいけそうですね。薬は1ヶ月半にしときますか?」
私「体重知りたいから1ヶ月ごとでお願いします」

と、いうことで余命2ヶ月詐欺はまだ継続中(^^;

ステロイド剤1ヶ月分のみ<5,610円>

 

一昨日は夕方にチーミー揃って窓から脱走し、ルンルンで2時間も外で楽しんでました(笑)
誰が見ても病人には見えない…

 

10月28日、チーだけ再び脱走

今思えば元気だったのは10月末までだったのかもしれない

 

10月30日 血尿

 

動画はアメーバアプリからでないと載せられないみたいなのでサムネイルのスクリーンショットで

(左上はミー)

 

11月2日、垂れるほどの血尿

 

11月4日、寝てばかり

 

11月7日、オシッコが真っ黄色

 

11月8日、ちょっと元気になり、久しぶりにちゅらちゃんとデート

 

11月9日、外に出たいと言うので寒いけどお外に

 

その晩から明らかに具合が悪くなる

 

で、コタツを出してあげたら珍しくミーとくっ付いておネンネ

 

11月13日、前日から飲み食いもせず、ぐったりと寝てばかり

 

11月14日(木)、一昨日から一切お水も食事も摂らなくなって寝てばっかり(オシッコはトボトボ歩いてペットシートにする)で、あきらかに今までと様子が違うので、旦那が
「一生のお願いだから病院に連れてやってくれ!このまま薬を飲ましたほうがいいのか、無理やりちゅ~るや水を与えてもいいのか、聞きに言ってくれ」と哀願するので14日午前中に動物病院に行って来ました(旦那はビビりで悪い結果だったら卒倒するから病院には絶対行けないそうだ)

 

体重は4.65kgとついに5キロ切ってしまいました…
持参したペットシート見て「黄疸でてますね。目にも黄疸の症状出てます。悪性腫瘍が肝臓に転移したみたいです。」

このままだと本当にあと数日…
点滴をすれば年内持つかも…とのことで、とりあえず点滴だけ<4,290円>

(強制給餌、強制給水、飲み薬NG)
余命2ヶ月は詐欺だったけど、2ヶ月半過ぎてガクっときてしまいました

 

しかし点滴の威力はすごくってめっちゃ復活!!!!
二日間焦点定まらないくらいぐったり寝ててオシッコ行く時はヨボヨボの爺さん猫みたいな歩き方だったのが、点滴打ってから元気になり昨夜はモリモリ餌を食べ、今日はいつも通り「外出たい~」と玄関たたきにゴロゴロ

点滴も延命治療の一つだけど、これだけ効くのなら定期的に点滴に連れて行こうと思います。

 

14日に点滴打ったら見違えるように復活したけど、点滴の効果は2日で切れ土曜日の夜から、またグッタリ

・ご飯も水も摂らない
・焦点が定まらない...
・一人になりたがる
・冷たい床に移動してうずくまる
・スフィンクスのように伏せの姿勢で寝る

どれもネット検索すると最期の症状でよく現れるらしく

 

11月18日(月)、再び動物病院に行きました。

旦那は「点滴であれだけ復活するなら何回でも点滴打たせたい」
私は「点滴が切れるたびに辛い思いをするなら最期の一回だけのほうがいいんじゃないか」
「点滴打つにしても頻度で悩むし、2回目3回目も初回と同じような効果が出るか判らないし、チーが何度も苦しむだけ」
…と、治療方針が分かれた為、先生に判断を委ねることにしました。

先生は「点滴が切れても苦しい訳ではない、毎日点滴に来る方もおられるけどお二人の意見を聞くと週2回の頻度がいいと思います」と言われ、これからは担当先生が居る月曜日と木曜日に点滴打ちに行くことにしました。

 

体重は4.45kg

 

点滴のみ<4,290円>

 

ところが一回目と違い、点滴打ってからも全く回復せず、家に戻ってきて8時間ずっと一階事務所の薄暗い棚の下に隠れるように寝てて、夕方二階に連れてきても寝床で寝ないで冷たいフローリングばかりに横たわります。

旦那は「俺が悪かった!もう点滴行かんでいい」
「とてもじゃないけどチー見とれん…実家で寝る」と布団を丸めて逃げ出しました

(晩御飯食べて風呂入ってから実家へ行き、朝9時頃帰って来る)

 

ミーは一切チーの看病をせず、近づくのはチーのご飯を盗み食いする時だけ…

 

ネットの転記ですが

「猫は死期を察すると家から出て行って姿を見せなくなる」という話をよく耳にします。

しかし、それは間違いです。
猫はからだが弱って体温が下がってくると、風呂場のタイルなど冷たい場所にからだを横たえようとします。そんな時、飼い主としては「からだが冷たくて寒いだろう」と気遣って、温めてやりたくなります。

しかし、温めると猫は喜ぶどころか非常に嫌がります。冷たいところで寝ているほうが気持ちがいいようです。からだが弱っている猫は、自分の体温を下げることによって、エネルギーの消費を最小限に抑えようとしているのかもしれません。」

 

なんか、、、もうダメかも…続く

2013年6月30日に「里親探しの譲渡会」で譲り受けた生後2ヶ月の兄妹猫のチー(♂左側)とミー(♀右側)

(詳しくは「猫」書庫でご覧ください)

その男の子のチーがLGL悪性リンパ腫で6歳7ヶ月の短い生涯を終えた闘病記を綴っていきます。

同じLGL悪性リンパ腫にかかってる猫を飼ってらっしゃる方の参考になればと…

 

「消化器型リンパ腫は高齢(平均11歳)のFeLV陰性猫に発生しやすい。腸壁の肥厚が認められ、胃、腸間膜リンパ節、腸管付属リンパ節に病変が発生しやすい。腹部膨満、嘔吐、下痢、血便、重度の脱水・削痩などの症状が見られる。特殊なタイプとしてLGLというリンパ腫があり、非常に悪性度が強い。
発生部位によっても予後は大きく異なる。消化器型リンパ腫の生存期間は平均7~10ヶ月であるが、LGLという特殊なタイプのリンパ腫は非常に予後が悪く生存期間は平均2ヶ月である。」

 

2019年12月12日に書いた下記の記事の続きです。

愛猫チー(6歳♂)LGL悪性リンパ腫闘病記その1

 

2019年6月29日に1ヶ月半分の飲み薬を貰ったけどオシッコは相変わらずトイレでしない

 

頻尿、血尿も10日おきぐらいに繰り返す

 

でも食欲もあり、とっても元気でよく寝ます。

 

七夕には短冊に病気が治るようにお願い

 

一番よくオシッコをする茶の間のソファーの後ろに猫砂を置いたけど

そうするとここではしなくなる(写ってるのはミー)

 

8月5日(月) 約束の1ヶ月半薬を飲み終えたので

膀胱にオシッコ溜めて昼寝の途中で無理やり抱っこして、夕方にチーだけ連れて病院へ。

体重はほとんど変わらず5.2kg

 

この1ヶ月半の症状をメモしてお渡ししました。

 

7/5 血尿、頻尿(3日で治る)

7/12 尿にキラキラ結晶(一週間で治る)

7/25 血尿、頻尿(今まで一番ひどい)

8/1 血尿、頻尿(3日で治る)

 

 

1ヶ月半、薬を飲み続けても血尿頻尿を繰り返し改善してないので、単なる尿検査では治療の方針が掴めないから、来週麻酔をかけてありとあらゆる検査をすることを提案されました。
麻酔検査代は8万円ぐらい

お金かけて検査しても「病院でしか買えない療養餌に変えてください」ってアドバイスだけになるかも知れないけどそれでも検査しますか?って言われましたが、はっきりした原因や治療方法が出てほしいので麻酔検査をお願いし、麻酔に耐えられるかの血液検査をしました。<8,208円>

 

麻酔検査日は8月12日(月)で前日は21時から絶食

検査当日は朝から絶水。

旦那は「麻酔までして検査するの可哀想だからキャンセルしろ~」って言うけど、細かな検査すると尿管のつまりとか、どういうふうにオシッコが流れるか判明するそうで
私としては半年も治らない理由というか病名をはっきりさせたいと麻酔検査を希望しました。

 

麻酔検査前日、神妙な顔のチー

 

麻酔イヤだぁーーイヤだーーーー

 

夜21時過ぎ…いつもカリカリが置いてあるお皿の前でイジけているチー

 

2019年8月12日(月) 朝10時にチーだけ病院へ。

 

麻酔検査の結果、なんと明後日に緊急開腹手術することに!!!!!

カテーテルによる尿検査はどれも正常値で、腎臓も膀胱も尿道も綺麗だったけど、小腸に異常な膨らみを発見!
普通、猫の小腸の直径は8ミリぐらいだけど一ヶ所27ミリにまで膨らんだ箇所があり、開腹して膨らんだとこをチョッキン、チョッキンして結び直す手術をし、切り取った部分を病理検査に回して悪性腫瘍(すなわち癌)かどうか検査することになりました。

 

先生によると症状(食欲不振、嘔吐、下痢)が出てから診察に来る飼い主さんがほとんどなのに別の病気(チーの場合は血尿、頻尿)で病院にかかって腫瘍が見つかったのは超、超ラッキーな早期発見で癒着も転移もしてなさそうだと、明後日早急に手術の予定を組んでくださり、4日間の入院手術に挑みます。

尿検査、CT、細菌培養検査<71,928円>

 

チーの引き取りにはミーも連れて

 

8月11日は結婚記念日&旦那の誕生日なんでチーを麻酔検査のために病院に預けてから、近くのケーキ屋さんで誕生日ケーキを買ってきたのですが、

結果が開腹手術と聞かされて旦那は一口も食べれず…(2日間かけて私がワンホール食べた)

 

麻酔検査後、最初のオシッコ

 

いつもよりはしゃがんでオシッコ

 

3時間後から食事を与えてよいとのことでシーバのとろ~りおやつを。

 

カリカリもくれ~~と食欲もあるようです。

 

8月13日は明日の開腹手術のためにまたまた21時から絶食

連帯責任でミーも一緒におあずけです!!

 

8月15日、昨日14日に開腹手術したチーに、ミーと一緒に面会しに行ってきました。

ぐったりしているかと思ってたけど、パッチリお目目開けてて一安心。

でもミーはチーを慰めるかと思ったのにエリザベスカラー着けてるからか、フウフウ唸って近寄りませんでした。

 

先生からは「思った以上に大きい腫瘍でしたが、よく症状もなく早期発見できて珍しいパターンです。
悪性腫瘍かどうかはこれから検査に出します。」と。

 

まだまだ点滴だけど帰れるようになったら電話します。」との事。

手術、病理検査、4泊5日の入院<192,996円>

 

8月18日(日)チー退院 体重は何故か変わらず5.2kg

 

家に帰ってさっそくちゅ~る

 

手術の痕

 

なんかお腹ぺちゃんこ

 

チーが帰ってきてもエリザベスカラーのせいか、薬の匂いのせいか、ミーは遠巻きで見てるだけで全く近寄りません。

 

入院中、爪とぎもできなかったようで爪がツンツンで爪切り

 

なんと手術後の最初のオシッコはトイレで!!!!(2回目もトイレで)

 

ところが3回目からはやっぱり立ってペットシートに…

(それにしてもマーライオンのようにオシッコ出てる)

 

食事とオシッコをして、やっと落ち着いたのか熟睡zzz

入院中はワンちゃんや他の猫ちゃんの鳴き声や臭いでぐっすり寝れなかっただろうな…

 

チーも無事、退院したんで思う存分、星稜の応援

星稜高校、2019年夏の甲子園準優勝おめでとうお祝い

 

8月20日、エリザベスカラーにも慣れて元気に遊んではお昼寝

 

エリザベスカラーのせいでおチンチン舐めたくても舐めれないチー

 

こうしてオシッコは相変わらずですが

 

たま~にトイレでするようにもなりました。

この時点では小腸の腫瘍も摘出したし、これで治ると思ってました…

続く