RH250 エンジン組み立て開始 | 退職してバイク電装屋

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自分のDUCATI SS900ieやKATANAⅢ型カタナのメンテ,お仕事のバイク電装作業中心のブログ。
バイクのほか車,家族,趣味のネタを掲載してます。

仕事の合間に、時間を見て徐々に進んでいる、RH250のレストア。

 

自分のバイクだから、「まあ、ダメだったら登録せずに、パーツ売れば

良いか~」ぐらいの考えなので、結構お気楽に進めてます。

 

近藤内燃機さんから、エンジンパーツが上がって来たので、次の

ステップに。

 

クランクケース内側

左右のクランクケースに、お馴染みのご近所ショップの油圧プレスを

借りて、ベアリングを挿入。

 

左ケースの、カウンターシャフトベアリングと、ドライブシャフト

ベアリングが、少し(1mmほど)浮いて見える。(>_<)

 

ケースとベアリングアウターにも隙間があるようだけど、油圧の

手ごたえは結構あり、これ以上沈みそうにない。

 

ベアリング挿入から帰って、クランクベアリング~ケース中心端面までの距離と、クランクシャフトを入れた時のケース中心端面~クランク

シャフト上面までの距離を測定し、

 

スペーサーの厚さを算出するんだけど、スペーサーが用意されている

寸法に収まらない。

 

スペーサー厚は0.5mmから、現在付いているのは1.0mm(実測0.993mm)で、スペーサーに残されたクリアランスは、

計算上0.35mmしか無い!

 

純正部品はもう出ないので、0.5mmの入手もできないし、1.0mmを

入れたら、突き当たっちゃうし、

 

かと言って、スペーサー無しだとガタが大きいし・・・

 

どうすべえ?

 

とりあえず、もう1度プレスで押してみて、もう1度測定。

 

ベアリングが奥に入った感触は無かったものの、測定して計算すると

1.03mmと言う結果だったので、今までのスペーサーを入れて

エンジンを組みます。

 

クランクケース外側

今度はオイルシールを取り付けて、シールにグリスを塗って、

クランクケース左側

ギヤの類を入れて、接着剤を塗らずに、ケースを合わせてみます。

 

これで、動きが悪い様なら、諦めるんでしょうかね。

 

画像にクランクシャフトが入っていませんが、通常はこの左ケースに

内部パーツを付けて、上から軽い右ケースを合わせるのですが、

 

左クランクベアリングとクランクシャフト左側径のクリアランスが大きく、

右ケースとクランクシャフト右側径のクリアランスが小さいので、

 

クランクケース右側

クランクシャフトは右ケースについています。(笑)

 

左右のケースを合わせ、クランクケースネジを全て締めました。

 

接着剤を塗っていないので、クリアランスはキツいハズですが、

クランクもギヤも問題無し。

 

良かった良かった。

 

もう一度クランクケースを割って、冷却液経路のOリングを入れて、

 

ギヤシフトの動きを1~5速まで確認したら(まだケースを閉じていないのでガタが大きい)、ギヤシフトカムストッパースプリングを掛け、

 

オイルポンプ用のギヤを入れて、

 

ケース用液体ガスケット

クランクケース面を脱脂後に、メーカー指定のスリーボンド1215を

塗ります。

 

左右ケースを合わせ、ケースのネジを締めて、ギヤシフタパーツを

組み込んで、

 

この状態で各パーツがスムーズに動くか、もう1度確認。

 

クランクシャフトはスムーズ。

 

が、ギヤが ”ガキッ” と音とともにロックします。(゚Д゚;)

 

何が悪いんだ~~

 

開けた状態の時は大丈夫だったのに~~

 

接着剤が硬化する前なので、仮締め時と同じ手順で、もう1度クランク

ケースを割ります。

 

ん? No.2シフトフォークが、おかしな位置にいます。

 

外れてる!

 

正しい位置に差し込み、動作を確認したら、

 

クランクケース面を脱脂して、1215を塗って、ケースを結合。

 

ケース組立後右側右側

ケース組立後左側左側

ネジを締結したら、再度、動作確認。

 

”ホッ”、今回は大丈夫でした。

 

よし、どんどん組むぞ~

 

子供の頃からプラモなど組み立てるのが好きだったので、やる気は

あるのですが、昔から組み立て下手だったな~

 

接着剤ベタベタで。

 

 

 

 

 

 

つづく