お仕事でモンスターS4RSのお相手 みたび | 退職してバイク電装屋

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お仕事でお預かりしたドゥカのモンスターS4RS

 

作業を済ませお引渡しする時点で、メーター内蔵のウィンカー

インジケーターがダメになり、その場でLED交換をしました。

 

 ↓ そのブログがこちら

 

数日後、、、 お客様から「インジケーターが点灯しなくなった」との

ご連絡が・・・ (>_<)

 

LEDがダメ

あの電流制限素子内蔵LED、ダメだったか~

 

前回はウィンカー回路全般を作業したんで、お客様にバイクを

持ち込んでいただきましたが、

 

今回は、お客様宅が近くだったので、

メーター単体お預かり

メーターのみお預かり。

 

メーターをお預かりする前の準備として、別LED素子を入手して

事前に試験をしました。

 

LEDテスト

前回取り付けをしたLEDを含め、3種類をテスト。

 

①前回採用の電流制限素子内蔵LED

②電流制限素子外付けのLED

③12V用T5ソケットタイプのLED

です。

 

印加電圧は最大18Vまで、

ウィンカー動作を考慮しウィンカーリレーを追加した回路も、

加えて、メーター内の閉鎖空間を考慮して、LEDをスポンジで包んで、

 

合計6時間連続して試験してみましたが、どのLEDも問題無く点灯。

 

前回採用品は2回壊れているので、今回は別のLEDにしたい。

 

T5ソケットタイプは、少々寸法が大きいので、メーターに組み込むのは難しいと考え、制限素子外付けタイプのLEDを使いたいと思います。

 

新LED,サージ吸収

右が制限素子外付けタイプのLED。

 

左は18V印加でも壊れなかったLEDが、2個続けて壊れたことを考慮し

サージアブソーバを回路に組み込む事にしました。

 

サージアブソーバは、デバイスナンバーが「Z2022」と言う素子で、

公称22VでONになる素子ですが、最小値17.8VでONになると

書かれていました。

 

バイクの発電系は、綺麗な直流ではなく、結構スパイク波形が

乗った直流電圧だったりするので、安定電源では18Vに耐える

LEDでも、素子破壊に至る可能性があります。

 

純正メーター基板のウィンカー回路が、徐々に機能しなくなったのは、

案外電源波形によるものかもしれません。

 

メーター分解

預かったメーターをバラシ、今までのLEDを取り除いたら、

LED取り替え

新しいLEDを組み込んで、回路にサージアブソーバを追加して、

メーターを組立て。

 

DC12Vを掛けて試験をして、正常点灯を確認したら、

 

お客様に届けて、その場でバイクに接続して点灯試験をします。

 

OK! (ホッ)

 

これで作業は終わりですが、、、今度の素子は大丈夫なのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

おしまい