ドゥカの点火コイル回路 | 退職してバイク電装屋

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今日、ドゥカSS900ieでネットに何か面白そうな記事やブログは無いかなと思い、ちょこっと検索していたところ、個人ブログに点火コイル周りにアーシングを施し、「アイドリングが安定した」と書いてありました。

 

そんな事あるのかな?

そう言えばSS900ieのコイルは1気筒に1個だから、アース回路を上手く構成すれば、あり得る話だと思い調べてみました。

 

手元の点火コイル

コイル

ハイテンションケーブルも純正の物です。

 

これをテスターで確認してみました。

 

コイル図1

以前調べたホンダの単気筒は、2次コイル(高圧側)のハイテンションケーブルの反対側端子は、上の図の様に鉄心にアースされていて、車体にネジ止めされることにより、2次回路のアースが確保されていました。

 

この回路なら、点火コイル本体のアーシングに効果があると思います。

 

ところがドゥカのコイルは

コイル図2

2次コイルのハイテンションケーブルと反対側は、ECUに行くコネクターの1端に接続されていて、鉄心には接続されていません。

 

コイル(巻線)と鉄心(支持金具含む)は完全に絶縁されています。

 

これでは点火コイル本体をいくらアーシングしても、効果が無いはずなんですが・・・

 

私の確認の仕方が悪かったんでしょうか??

(;^_^A

 

人の揚げ足取りではないのですが、良く回路を確認した方が良いなと思ったのと、人の感覚は当てにならないなと思った次第です。

 

でも、ホント皆アーシングが好きだね。

 

 

 

 

おしまい