ブラインド修理 | 退職してバイク電装屋

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嫁のいないあいだにブラインドの修理です。


嫁がいつも使っているスペース横のブラインドですが、スチールのブラインドではなく、布のブラインドです。


ブラインド
布のブラインドで右端にある紐を引くと上がり、もう1度引くと降りてくる構造です。


以前にも1回修理しているのですが、上一杯まで引き上げると、次に引いた時に降りてきません。

(x_x;)


まずブラインドを外します。


固定金具に掛かっているんですが、見た目一緒でも何タイプかあります。


外す(引く?)

以前1回外しているんですが、だいぶ前なのでどう外したか記憶がありません。


引くんだっけ?? 外し方が悪いのか、金具に引っかかっているか?

外す(押す)
押すタイプでした。 (;^_^A


ひねって外す
3箇所の固定金具からケースをひねって外します。


布地はマジックテープで巻き上げ機構の入ったケースに付いているので、すぐ外れるのですが、引き上げの紐は簡単には外せないので、外したあとも布地は一緒に持ち運ばなければなりません。


もう少し構造を考えて欲しいものです。外し易ければ、洗濯もしやすいのですが・・(。・ε・。)


ラッチ機構部分
ケースの右端が巻き上げ機構です。


ラッチ外す
ネジ1本を緩めて機構を引き抜きます。


このとき固定ネジは緩めるだけで良いのですが、緩めすぎてネジが外れました。

前回と同じミスを・・


外した機構
小さな機構ですが、中にラッチの機能と紐を固定するロックの機能を備えています。


樹脂の機構ケースを広げ(画像だと上下方向に)、レール溝から中の機構を外します。


厚紙が
巻き上げた状態からもう1度紐を引いた時に紐をリリースするため、紐の動きに合わせて(紐と同じ位置を保つように)動かないと、ラッチの機構溝に沿ってローラーの保持ケースがリリース位置に移動しません。


本来は親指先端側にある金属ローラーが、ある程度紐と一緒に動く必要があります。


そのためにわざとローラーにフリクションをかけるため、2本のローラーを挟む力を維持する構造なのですが、以前バラしたときには、ここに何もありませんでした。


構造からすると本来スプリング等がありそうなのですが。


前回は、画像で四角い白色のもの(実は厚紙)をはさんでローラーにテンションをかけ、フリクションを発生させていたのですが、経年で押し付ける力が弱くなったようです。


どれにしよう
新たに挟むものを物色します。


1つは目地コーキングの下地ウレタン(白色の物)と、もう1つはゴムのチューブ(青色の物)です。


ちなみにゴムチューブは以前ブログに載せた「やっちまった」ものです。


ゴムは反発力は良いのですが、適当な厚みにするのが難しいので、ウレタン材を選定しました。


ウレタンにする
ウレタンを適当な厚みにカットし、挟み込んだあとにはみ出した部分をカットします。


上の画像は既にウレタン材を挟み込んだあとの状態です。


それぞれの部品を元通りに組み込みます。


この時ラッチ機構のローラーが外れないように注意!

(前回苦労したので、若干粘性の強いグリスで固定しました)


ラッチの機構Assyをブラインドケースに組み込み、元位置に取り付け。


操作した感触は、問題なく動作しました。

修理完了(o^-')b


この構造だと、ウレタン材もそのうち劣化して弾性が失われるので、また修理しなければならないと思います。



おしまい