学校公開日二日目、音楽の授業を体験してきました。
2人帰っちゃってて、1人は交流へ行っていて、知的級1人、情緒級1人の2人だけ。
合同の授業でした。
後ろの方に私と並んで座って、最初は見学。
でも、先生が必ずちぇきにも声をかけて、やらせてくれる。
最初は横を向いて座って、態度で拒否だったちぇき。
でも、手遊び歌は知ってるやつだったし、先生がみんなと楽しそうにやっているのをチラチラと見始めて・・
先生が私に口ぱくで「やってる、やってる」って言うから、ちぇきをのぞいてみると(私には背中を向けて座ってる感じでした)横向いて見てないふりしながら、手だけ動いてた
音の出るものを歌にあわせて叩くのは、好きなのでやりたいちぇき。
一番最後に先生が選ばせてくれて、やらせてもらいました。
その後、タンバリンの音にあわせて歩いたり、走ったり、スキップしたり。
音が止まると、止まるルール。
ちぇきは音を聞いて止まるのか、みんなが止まるから止まるのか・・・でも止まってました。
歌にあわせてベルを鳴らしたりと、最後は少し飽きてきたけど、なんとか参加できました。
でも、ベルマークのポスターから離れなくなってしまったり、先生の棚を勝手にあけて歯磨き粉を取ったり・・・。
最後は教室から飛び出して、昨日見た鹿の剥製を見に行ってしまいました
怖いくせに、気になって見たかったみたい・・。
私につかまって、及び腰になりながら「動かない?動かない?」って言いながらも、私を押してくるちぇき・・。
先生が、入学式の練習で卒業式の全体練習のときに、一緒に参加してみる?って。
そういうの苦手でしょ?って。
確かに、あの空間で大人数・・・一度体験してみておかないと、本番どうなることやら。
2月に入学説明会があるけど、その後わからないことがあったら、いつでも聞いてって。春休みに入ってからでもいいからって。
そんな話を大急ぎで話している中、すっかり帰りたいちぇきはまたしても私をガリガリ引っかいていました
昨日、先生に宿題をもらったちぇき。家でやったのを持っていくと、花丸をつけてくれました(ちぇき、見てなかったけど)そして、「また宿題持ってく?」と聞かれ「うん」と答えたちぇきは、またプリントをもらってきました。
クラスの子で、いきなり大きな声を出したり、動いたりする子がいて、ちぇきはあきらかに怖がっていました。
そして、気にもなっていました。
その子が頭をガンガン打ち付けるのを見て、同じように手をバンバンってやったの。
頭をやらなかったのは、たぶん帽子をかぶっていたから・・。
それを見て先生が「真似する子?」って。
自傷行為をしなかった子が、真似することで身につけてしまう場合があるんだよね・・って。
ちぇき、困った行動が増えてしまうかもしれません
でも、身につく・・・ことはないかな・・。半年もすれば飽きると思うから・・。
先生は1時間の中でちぇきを観察していたようで、「1回目が一番よくできるタイプでしょ?2回、3回ってやってくとどんどんだめになっちゃわない?」と・・
確かにその通り。ちぇきは最初が一番よく出来ます。
なので、あまり支援級体験はしない方がいいかも・・ということになりました。
「今日たっぷり体験したしね」って。
今度は1月の公開日に行くことにしました。
入学する前に支援級が嫌になってしまう可能性があるので・・・
私も1時間ちぇきの様子を見ながら参加してみて、もしかしたらあまり体験させない方がいいのかも・・と、ちょっと心に引っかかるものがあったので、先生にそう言われてすごく納得したし、安心しました。
無理強いすることなく、うまくちぇきをのせて仲間に入れてくれた先生。
ちぇきも、こうやって受け入れていくことが出来るんだって、私もちぇきの成長を見せてもらいました。
机に登ろうとしたり、窓を乗り越えようとしたり、勝手に歯磨き粉を取ったり、教室から飛び出したり・・色々ちぇきらしい困った行動もあるけど、先生の言うことを聞かなければいけない、今、何をする時かってこと、以前よりわかってきている気がしました。
横向いて座って、下を向く・・・体全体で苦手だってこと、拒否できるようになったこと、これってすごいことかもしれない。
嫌なことを言葉ではもちろん、表情や態度で表せなかったちぇき。
しっかり自分の気持ちを表現してるってことだよね。
なんだか母は安心したよ。
嫌だっていう態度を取れて。
先生もきっと、それをわかってくれると思うしね。
来年から、またちぇきの居場所を作って行こうね。
ちぇきがちぇきらしく、おしゃべりしたりふざけたりできる場所。
そして、少しずつ生活に必要なことを身につけていけるといいね。
でも、大きな心配・・・・
ちぇきの苦手なあの子。今年何年生なんだろ・・?
たいへん勝手な思いだけど、卒業だといいなぁ・・・