今月の産経新聞「美園さくらの思索」は、「学会で女性3人の共同生活 一緒に暮らすということ」。
美園さん、学会に行かれて同じ部屋で2泊3日、知らない同士で生活をされたそうです。
学会で訪れた岩手県にて
私も学生時代、学会で全く知らない方と相部屋(温泉地でシングルの部屋がない)で1泊だけ泊まったことがあります。
女性ならではの家庭と仕事の両立といったお話を聞いて興味深かったのですが、1泊はいいけど2泊はしんどいかもと思いました。
政治的とは
美園さんは宝塚でずっと多くの方と一緒に過ごされてきたのだなあと思いました。
たくさんの方と上手くつきあうというのは大変でしょう。
時折、早くに退団される方がいると、集団生活に馴染めなかったのかなあと思うことがありました。
思えば私はずっと、共同生活において、「馴染む」「混ざる」ことを意識し過ぎていたように思う。嫌われないよう、目立たないよう…。そのため、時には「政治的」に日々をやり過ごしていたのだろう。「美園さくらの思索」
「政治的」というのは面白い表現ですね。
想像すると上級生から可愛がられる存在でいるためには、できることでも、すぐにできないように見せる?とかでしょうか。「あざとい」というのに似ています。
トップ娘役さんは、トップスターに気に入られることで、組子やファンに認められるようなイメージがあります。愛されキャラを演じるような。
今までにトップスターとトップ娘役が仲が良いと感じたコンビでは、ファンも幸せな気持ちになります。
仲の良さは宝塚時代だけであっても、その後も続いていてもいいと思います。
最近では、柚香光さんと星風まどかさん、真風涼帆さんと潤花さんが一緒に観劇されていて仲が良いんだなあと思いました。
珠城りょうさんと美園さんは、どちらかというとあっさりした関係で、お互いに自分の仕事をされているという感じがしました。
後世に残る「緞帳前」というのもありました。今はそれも思い出です。
美園さんは先ごろ「DEATH TAKES A HOLIDAY」のヒロインが発表され、退団後初ミュージカルに挑戦されます。
「音声で聴く美園さくら」では、このミュージカル出演についてリスナーの方から質問が寄せられました。
言葉の行間では
美園さんは、質問に関して「初心者なのでどこまで話していいのかわからないんです」と言われ、はっきり言われなかったのですが、その言葉の行間を読みますと・・・
完全なオーディションではなさそう。
宝塚時代を知ってくださっている生田大和氏が演出をされるので、美園さんにオファーがあった・・・そして会場でも歌われたそうです。
美園さんの歌唱は、美しく響きながらパワーがあります。「クルンテープ」で男役さんを従えたセ・マニフィーク、「I AM FROM AUSTLIA」のエマ、「エリザベート」新人公演のシシー、どの歌唱も場面が思い描けます。
生田氏が美園さくらをこのまま研究の道に置いておくのはもったいない・・・もう一度舞台に立つことを選んで欲しいと思われたのではないでしょうか。想像です。
美園さんのこれから
美園さんがミュージカルへの情熱を持っていてくださったのはうれしいです。ただ、美園さんは、美術もお好きなので美術館の学芸員の資格にもチャレンジすると言われていました。
美園さんの研究分野である人文社会系は席がとても少ないので、職を得るには実力+運が必要です。席が空くまで、いろいろなことにチャレンジしながら、一番自分の心に響く道を探されるのかなあと思いました。
「DEATH TAKES A HOLIDAY」は、東急シアターオーブと梅田芸術劇場で上演されます。
主演の小瀧望さんは、旧ジャニーズWESTでファンの方も多そうですからチケット難になりそうです。梅芸が会員の入会時期でエントリーを制限するときは、旧ジャニーズの方が出演されるときで、一時的に入会するのはダメだよということなのでしょう。
ただ、どの程度のチケット難なのか読みにくいところがありますね。
東急シアターオーブと梅田芸術劇場で同時期に抽選なのも悩ましい。梅芸の抽選エントリー形式は、希望順か、並列(何回も観たい)のいずれかです。並列は当選したもの全てで、当選し過ぎる可能性があって躊躇します。
梅芸も、宝塚友の会のように行きたい回数を入れる方式にして欲しいです。
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