おはようございます。いつもありがとうございます。
商業出版エージェントの にのまえ遼です。
良い企画書は作れた!
プロフィールもばっちり!
企画書も毎月、出版社に送った。
しかも、何度も企画書を作り直して、何パターンもの企画書を。
もし、それでも商業出版できないようであれば、裏技があります。
それは…。
自分で出版社を作ってしまうってこと!
「はぁ? なんですかそれは???」
もしかして、そう思いましたか???(笑)
でも、意外と簡単に出版社って作れるのです。
そのために必要なのは…。
ISBNコードと、JANコードの申請さえすれば、良いだけだからです。
ISBNコードとは、「International Standard Book Number(インターナショナル・スタンダード・ブック・ナンバー)」の略で、世界共通で書籍を特定するための番号です。
蛇足ですが、1965年にイギリスで開発され、1970年に国際規格標準化機構で採用されて世界中に普及し始めました。
JANコードとは、定価情報などが含まれた、いわゆるバーコードですね。
ISBNコードを申請するのにかかる費用は、約34,000円。
JANコード登録料が約1万円(3年毎に更新)ですから、合計しても5万円もあれば、出版できるようになる。
話は飛びますが…。
商業出版や、共同出版をしているところで、書籍にISBNコードを付けることを特別なもののように説明したり、それなりの別途料金を取るとことがいますけど、そんなにたいそうなものではないのですね。
ISBNコードがあれば書誌データベースに登録が可能になって、リアル書店やAmazon等で検索できるようになりますし、JANコードを発行すれば書店などでの販売が可能(容易)になります。
ちなみに、書籍の裏面に記載されるISBNコードとJANコードは、特に作成ソフトなども必要なく、普通の印刷書でも書籍に印刷することができます。
ですから、2つのコードさえ取ってしまえば、普通の印刷書に印刷をお願いすれば、それを書店に流通させることができてしまうんですね。
個人的には、業界の問題点として…。
書店に流通する自費出版や、出版社が行っているいわゆる共同出版で、
多くの人が出版について知らないことをいいことに、高額にしているところが多すぎると思います。
以前も、企業出版(企業名での出版)をしている、某有名出版社が、印刷部数3,000部で700万円から…という料金設定にしているのをご紹介しましたが…。
3,000部だと、初版版を作るのにかかる費用は、普通の出版社で300~350万円くらいです。
つまり、「商業出版(企業出版を含む)=特別なもの」という、多くの人が持っているイメージを使って、普通に商業出版するのにかかるコストの倍の費用をクライアントに請求しているのです。
倍なんてかわいいもので、某有名出版社は、「商業出版できるから」と、初版本を作るのにかかる費用の3倍以上の費用をクライアントに請求しています。(悪口になっちゃうかもしれないので、出版社名は伏せさせていただきますが、普通に商業出版している著者からは、非常に評判が悪いです)
名前の通っている出版社から本を出せば、その出版社の信用が付加されますから、それだけ信用度は上がります。
でも、そのために、一般の人が出版業界のことを知らないことをいいことに、二倍三倍の価格で、「出版」を販売していくことは、結果的に出版業界の信用を失うし、著者にとっても不利益をもたらすと考えています。
やっぱり、目指すべきは、ノーマルな商業出版であるべきだと思うんですよね。
すみません。話がすっかり飛んでしまいましたが…。
出版社からの商業出版がどうしても無理なら、自分で商業出版する手もありますよ…ってお話でした。
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お待たせしました!
【第1回ワクワク出版会議 開催いたします!】
「敵を知り己を知れば…」でありませんが…。
商業出版についての疑問や質問にお答えさせて頂くことで、
出版業界のことを知っていただければ、商業出版をする
突破口を見つけてもらいやすくなるかなぁ…と考えております。
後、最近の出版業界のことについてもお話しさせていただく
予定になっていますので、是非、ご参加ください。
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出版をして「しまった!」と後悔しないために、
まず、「自費出版」と「商業出版」の違いを知っておこう!
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出版の企画ってどうやって考えたらいいの?
企画書を作る前に知っておきたい、魅力的な企画を考える5つ発想法
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