おはようございます。いつもありがとうございます。
商業出版エージェントの にのまえ遼です。
出版に関する相談を受けていると…。
「以前に、出版社に企画書を送ったのですが、まったく反応が無くて」と言う方がいます。
さて、恋愛で考えてみましょう。
告白した。
だけど、すでに恋人がいるからと断られた。
でも…。
来月には、別れているかもしれないですよね。
しかも、別れたショックで、絶賛傷心中かも。
そうなると、来月、告白すればお付き合いできる可能性、ぐっと上がりますよね。
出版社でも、同じことが言えます。
例えば、「子供とできる科学実験」をテーマにした企画書を、出版社にお送りした。
ところが、その月の出版会議では、別のテーマの本を出版することが決まった。
こうなると、どんなにいい内容の企画書を送っていても、出版は決まりません。
ところが、翌月の会議までに、コロナで緊急事態宣言が!
休日も自宅で過ごす人が増え、コロナはしばらく収まりそうにない状況。
そうなると…。
次の会議では、「親子が自宅で一緒にできる何か」「遊びながら勉強になる何か」と言うテーマで著者を探そうということが決まるかもしれない。
この出版会議の前後に、企画書が出版社に届いていると…。
商業出版が実現する可能性、ぐぐぐっと上がりますよね。
つまり、お付き合いできる可能性が上がるってこと。
それに、会議だけでなく…。
その企画書を誰が手に取るのかも重要。
ペーペーの編集者が、企画書を見て、「面白い!」と思っても、出版会議は通りにくいですよね。だって、ベテランに比べると、意見は尊重されづらいから。
今月お送りした企画書は、ペーペーが手にするかもしれないけど…。
来月お送りした企画書は、ベテランが手にしてくれるかもしれません。
それに…。
企画書を手にした編集者が、今月は面白いと思わなかったけど…。
一か月経つ間に、そこに世の中のニーズがあることを知り、翌月には面白いと思うかもしれない。
ということで…。
出版企画書は、どんなタイミングで、誰が手にするのか…ってことが、とても重要なんですね。
それに対応するには…。
少なくても半年間は、同じ内容でもいいので企画書を出版社に送り続けること。
基本、どこの出版社も、出版会議は月に一度ですので、お送りするのは月一でOKです。
で…。
半年くらいお送りして、全然反応が無ければ、企画を考え直す。
根底からテーマを変更するのは難しいので、切口や、ターゲット層を変えるマイナーチェンジで企画書を書き直すのです。
で…。
また半年間くらい送り続ける。
「えらい気の長い話やなぁ…」
と思われたとしたら、商業出版エージェントにお任せを。
半年以内に、必ず決めてきますから(笑)
と言うのは冗談でして(まぁ、冗談でもないのですが…)。
弊社がこれまで商業出版をしていただいた出版社だけでも50社以上あります。
つまり、それなりの数の出版社が世の中にはあるってこと。
出版社にはそれぞれ特色がありまして…。
ビジネス系が得意なところもあれば、自己啓発系が得意なところ、美容や生活の知恵といったものが得意ところもあります。
自分の企画に会いそうな出版社を10社くらい選んで、送っていくようにしましょう。
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第1回ワクワク出版会議 開催いたします。
「敵を知り己を知れば…」でありませんが…。
商業出版についての疑問や質問にお答えさせて頂くことで、
出版業界のことを知っていただければ、商業出版をする
突破口を見つけてもらいやすくなるかなぁ…と考えております。
後、最近の出版業界のことについてもお話しさせていただく
予定になっていますので、是非、ご参加ください。
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出版をして「しまった!」と後悔しないために、
まず、「自費出版」と「商業出版」の違いを知っておこう!
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出版の企画ってどうやって考えたらいいの?
企画書を作る前に知っておきたい、魅力的な企画を考える5つ発想法
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