おはようございます。いつもありがとうございます。
商業出版エージェントの にのまえ遼です。
そうそう…。
出版の企画書ですが、複数の出版社に送るようにしましょう。
おそらく皆さん、好きな出版社ってのがあって…。
「ここか、ここから、出版できると嬉しいなぁ」って出版社があると思うのです。
でもですね…。
出版が決まるかどうかは、「タイミング」というのが、とても重要になります。
これ、恋愛ととても似ていると思うんですね。
好きで、どんなに素晴らしいラブレターを書いたとしても…。
その人に、絶賛ラブラブ中の恋人がいれば、撃沈しますよね。
それと同じで…。
どんなに素晴らしい企画書であったとしても…。
類似の内容を書ける、売れっ子著者さんがいれば、出版は決まりません。
そちらの著者に書いてもらった方が、売れるからです。
それに、類似の書籍を数か月前とかに出版していても、出版は決まらない場合が多いですね。
わざわざ、高いお金を投資して、競業書籍を新しく出版するより、すでに出版している本を売る努力をしたほうが、コスパがいいですから。
また、他に夢中になっているものが有って、今は恋愛をする気になれない…って場合でも、アプローチしてもお付き合いはできませんよね。
それと同じように、その出版社会が力を入れて進めている企画がるところに、新しい出版企画書が送られてきても、決まる可能性は低くなるのです。
でも…。
相手(出版社)がどんな状態なのかは分かりませんよね。
だから、複数の出版社に企画書をお送りするのです。
出版社はネットで探すと、いっぱい出てきますからね。
送り先をリストアップするのは難しくないと思います。
ただ…。
もし、10社に企画書をお送りたら…。
例えば、その中の一社Aが興味を持ってくれたとします。
ところが、数日後、別の出版社Bも興味を持って、連絡をくれた。
このように、複数の出版社が興味を持ってくれた場合、同時に話を進めるのはやめましょう。
え~っと…。
この話を理解してもらうには、商業出版(企画出版)までの流れをお話しておいた方が分かりやすいですね。
⇓⇓⇓
【企画出版が決まるまでの一般的な流れ】
1.出版企画書を作成し、出版社に送る
2.編集者が出版企画書を検討し、出版の可能性を審査する〔第一関門〕
3.出版会議で出版企画書が検討され、書籍化するかどうかを検討する〔第二関門〕
4.出版社の営業部署が会議を開き、出版企画の本が売れるかどうかを検討する〔第三関門〕
(※出版社によっては3.4を同じ会議で行うところもありあります)
5.著者の筆力を測るため、サンプル原稿を作成してもらい、文章力を審査する
この際、著者のサンプル原稿の作成が遅すぎたりすると、出版が流れる場合もあります。
ただ、blogやメルマガなど書いてある原稿があったり、ライターさんを使うことが先に決まっている場合は、5が無いこともあります。
このように、企画出版が決まるまでに、
いくつもの関門を通過する必要があるのですが…。
著者に連絡が来るのは、一般的に第一関門を通った時点です。
他の出版社でも、興味を持ってもらえるのを伝えないで、同時に第二関門、第三関門と進んだ段階で、「別の出版社で決まったのでごめんなさい!」なんてすると、その出版社の信用を完全に無くしてしまいます。
そして、出版業界ってのは狭いですからね…。
そんな不義理なことをすると、せっかく決まっていた出版の話も流れることもあるし、他の出版社からの出版も難しくなるからです。
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