こんにちは。いつもありがとうございます。

商業出版エージェントの にのまえ遼です。

 

さて…。

『出版社のハートを射抜く出版企画書』作りも、終盤になってきました。

 

本日は、「出版社のハートを射抜くラブレターにする」3つの丸の3つめ。

『可能性』についてお話をさせて頂きます。

 

 

 

自分の資源を活かせて…。

その資源が、読者層のどんな問題を解決することができる(欲求を満たせる)のか…ってのが、出版企画を作る時の根っこです。

 

でも…。

そうやって、読者層を決めても…。

その読者層が、本をあまり読まない層だと、出版社に魅力を感じさせることはできません。

 

 

話は飛びますが…。

私の古い友人に、カウンセラーとして起業した人がいます。

 

当時、blogのアクセス数もよく、

毎月、行っているフロントセミナーも、20人以上の人が集まる。

 

フロントセミナーを受けて、本コースに申し込む人が約半数。

20万円ほどの参加費なのですが、これで単純計算すると、「20÷2×20万円」ですから、毎月、200万円ほどの収入になりますよね。

 

でも実際は、そうはなりませんでした。

何故なら、彼がターゲットにしていたのが、精神的に問題を抱えていて、日常生活や仕事が普通に行えない人だったからです。

 

彼のミッションは、「日本から自殺者を無くす」こと。

このミッション自体は、素晴らしいと思うし、精神的に問題を抱えてて、日常生活を普通に行えない人をサポートすることも意義のあることだと思います。

 

ただ…。

そういう人は、仕事ができずに生活保護を受けている人も多く、20万円の参加費を一括で支払うことができなかったんですね。

 

本人としては、フロントセミナーの内容を聞いて、自分も、ちゃんと精神的な問題を解決して、働けるようになれるのなら、そうしたい…と思っているから、本コースに申し込む。

 

ただ、一括では支払いができないので、毎月、5,000円の分割にできないでしょうか…といった相談を受けることが多かったそうなんですね。

 

こうなると…。

「20÷2×5,000円」ですから、月の売上が10万ほどになってしまう。

 

それでも、毎月、きちんと積みあがっていけば…。

一月目は10万円でも、翌月には新規契約の10万円が加わって20万になり、3カ月後には30万円になるので、やっていけるのですが…。

 

しかも、彼の本コースの期間は3カ月でして…

蓋を開けてみると、3カ月間の本コースが終わってからも、律儀に払い続ける人は少なく、結局、本コース開催中は毎月5,000円の集金ができるけど、その後は、高い確率で支払いが滞る。

 

つまり、結論的には、彼は、20万円の本コースを15,000円で販売するというカタチになってしまったのです。

 

その結果…。

一年を待たずに、事業の継続ができなくなり、彼は、50を過ぎてから、再度就職先を探すということになりました。

 

 

彼のメイン資源は、素晴らしく…。

そのメイン資源は、精神的に問題を抱えていて、日常生活や仕事が普通に行えない人の問題を解決できるものでした。

 

つまり、3つの丸の「資源」「欲求」の2つの丸は、重なるものだった。

だから、ビジネスとしては基本的に成立するんですね、

 

ところが、3つめの丸の「可能性」が重なってなかった。

 

その結果、事業を維持するだけの収益が上がらず、その結果、撤退することになってしまったのです。

 

 

出版の企画書でも、同じことが言えます。

どんなにいい資源を持っていて、それが誰かの問題を解決できるものであったとしても…。

そのターゲット層が、本をあまり読まない層だと、ビジネスとしての「可能性」が低くなるので、出版社は魅力を感じてくれないんですね。

 

 

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