こんにちは。いつもありがとうございます。
商業出版エージェントの にのまえ遼です。
だいぶ、『出版社のハートを射抜くラブレター(出版企画書)』の作り方、理解できてきたでしょうか???
そういえば、昨夜、メッセージをいただきまして…。
出版社に刺さる企画書が書けるように、このblogをプリントアウトして、何度も読み返しているとのこと。あと、お褒めの言葉もいただきました( ;∀;)ウレシイ
こういうメッセージを頂くと、テンションが一気に上がりますね。
褒められて伸びるタイプなので(笑)
『出版社のハートを射抜くラブレター』の作り方、ちょっと長くなっていますけど、もう少しで終わるので、お付き合いお願いしますね。
さて…。
自分の持っているメインの資源を、
今すぐ走って、買いに来る読者層。
または、最も高額で購入してくれる読者層。
(もしくは、出版社から別の読者層向けにすることを提案されたとき)
その読者層が、自分の出版の目的を実現する層と、イコールになっていない場合、どう考えて読者層を決めていけばいいのでしょうか?
ここで役立つのが、前に書き出した「資源」の一覧です。
⇑この話を聞いて、「何それ?」って方は、こちらのバックナンバーをご覧ください。
例えば…。
出版の目的は、自分自身をブランド化し…。
社員研修や、起業家の個人セッションを増やすこと。
メインの資源(メインコンテンツ)は、コーチングだったとします。
普通に考えるなら、経営者やビジネスパーソンを読者層にしたコーチングの企画を作るべきですよね。
でも…。
この分野、Amazonで調べてみるとすぐに分かりますが、非常に競合が多い。
まぁ、私も、いわゆるコンサル業務もしているので、人様のことは言えませんが…。
コンサルタントもコーチも、今日から「僕、コンサルです」「私、コーチです」と言えば、誰でもなれる職業ですからね。
士業の先生方と違って、誰でも参入できる(参入障壁が低い)ので、本当に競合が多いのですよ。
そして、コンサルもコーチも、普通、経営者やビジネスパーソンをターゲットにしていますからね。
ということで、経営者やビジネスパーソン向けの出版企画書となると、競合だらけなんです。
で、メイン以外のサブとなる資源を引っ張り出してきて、掛け算できないかを考えてみるのです。
例えば…。
これまで、「新人研修をしてきた実績」「分かりやすかったという評価」「自宅の子育てでも、コーチングを活用している」などの資源があるようなら…。
同じ、ビジネスパーソンでも、経営者や、広い世代向けの内容ではなく、「20代」「新人社員」に読者層を絞り込んでみる。
もしくは、「子育て(自分で考えることができる子度をも作る)」「小学受験・中学受験」に読者層を絞り込むこともできますよね。
これだと競合が減りますから、出版社に魅力を感じてもらいやすくなる。
それに…。
商業出版をすることで、社会経験のない新入社員や、子供でも、学習や成長、それに、潜在能力を解放させ、最大限に力を発揮させる能力開発法ができる人というポジションを獲得することができれば、自分自身をブランド化し、出版の目的である社員研修や、起業家の個人セッションを増やすこともできますよね。
というか…。
これまでコーチングに触れたことが無くって、「コーチングって凄そうだけど、難しそう!」と思い込んでいる層も取り込むことができるでしょうから、結局、最初に集めたかった読者層以外の読者層にすることで、出版の目的を達成しやすくなる可能性が高くなるのです。
こんな感じで、自分が欲しかった読者層に競合が多い場合…。
他に持っているサブの資源を掛け合わせて、それ以外の読者層に変更することで、出版社に魅力を感じてもらいやすくなるし、その結果、出版の目的を達成しやすくすることもできるんですね。
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