こんにちは。いつもありがとうございます。
商業出版エージェントの、にのまえ遼です。
自費出版と商業出版を判断する2つ目の基準。
それが、「信用力」です。
出版の目的はいろいろあると思うのですが…。
出版をして、最も手に入るのは「信用力」だと思っています。
普段のビジネスで「信用」って、取引や契約を決める際の大きなファクターですよね。
その信用を得るには、普通は、実績や年月が必要になります。
ところが、出版をすると、その分野の専門家、もしくは、第一人者と認識されるので、たとえ、起業して一年目で、大きな実績が無かったとしても、信用してもらうことができる。
実際、私もペンネームで数冊の本を出しているのですが、「本を出しています」というだけで、初対面の方でも信用して下さるのを凄く感じることが多々あります。はい。
この信用力で言うと…。
「自費出版:☆」「商業出版:☆☆☆☆」となると考えています。
何故、同じ出版なのに、自費出版は☆1で、商業出版は☆4なのか???
それは、出版社の信用が付加されるからです。
例えば…。
「ダイヤモンド社から出版しています」というAさんと、「ほへと出版から出版しています」というBさんでは、どちらを信用するでしょうか?
当然、前者ですね。
有名出版社でなかったとしても、聞き覚えのある出版社から本を出すと、その出版社の信用が著者の信用にプラスされるので、信用力が上がるのです。
だから、同じ出版でも、自費出版は☆1で、商業出版は☆4となるんですね。
先回、共同出版の話をしましたが、普段、商業出版をしている出版社で、共同出版を取り扱うところも増えてきています。
読者にすれば、その本が、出版社の厳しい出版会議や営業会議を通過して出版されたものか、それとも、著者が費用を負担して出したものか分からない。
当然、商業出版をしている出版社会が共同出版する場合、自社のブランド力を下げないために、完全な自費出版と違って審査があります。
しかし、その審査も、出版社が費用を負担する商業出版に比べると、それほど厳しいものではないのが一般的です。
ということで、ビジネスを優位に進めるのに信用力が必要で、そのために出版をしたいのだけど、出版社から声がかかることもないし、出版社に企画書を送っても返信が来ない…と思われている方にとっては、共同出版もありだと思います。
あ…っ。
先回に続き、共同出版を推奨するような内容を書いているので、弊社でも共同出版を取り扱っていると思われている方がいらっしゃるかもしれないので、言い切っておきますが、弊社では、共同出版の取り扱いはしていません。
うちは、商業出版一本で、相談を受けて、共同出版で目的が実現されると思われる方には、他社を紹介させていただいておりますm(__)m
出版は、大きく分けると、「自費出版」と「商業出版」に分かれますが、近年、自費出版と商業出版の中間的な特徴を持った「共同出版」というサービスが出てきているので、出版の目的を実現するのに、もし、共同出版がベターだと考えるなら、それを選択するのもありだっと思っています。
>>次回 出版で失敗しないために⑦ 自費出版と商業出版の本の中身の違いは?
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出版をして「しまった!」と後悔しないために、
まず、「自費出版」と「商業出版」の違いを知っておこう!
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出版の企画ってどうやって考えたらいいの?
企画書を作る前に知っておきたい、魅力的な企画を考える5つ発想法
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