"性教育” 子供たちが悲しい思いをしないために | 養護教諭 続けてよかった  ~私の実践~  ~つれづれ~

養護教諭 続けてよかった  ~私の実践~  ~つれづれ~

養護教諭として学校に37年間勤務しました。退職してその37年間を振り返り記録として留めています。また、その時々に感じた事を綴っています。

足跡 ”養護教諭 私の場合” <8ページ目>

私の37年間を振り返って


 

自身の取り組みを記録としてまとめたものですので

  ”へぇー こんな事もあるんだ” と ご覧いただければと思います。

 



 

 37年間を記録に残しておきたいと始めたブログですが

 8ページ目となりました。
 
  1・2ページ目は 
 今までの勤務校での主な取り組み
  市指定の研究校としての取り組み

 

3ページ目は 
指導に使用した 教材

 4ページ目は 
指導案

   5ページ目は
   最後に勤務し閉校となった学校での取り組み。
          当時 隙間時間に少しづつ 3~4か月でまとめ
   日本学校保健会健康教育推進校に応募しました。
 
   6ページ目は

    学校保健委員会の取り組み

           

 7ページ目は
   児童一人ひとりへの取り組み 

 

 

8ページ目は

 ”性教育” ~子供たちが悲しい思いをしないために~

 

 

性に関する誤った情報が氾濫する中で

”正しい知識を” と

私なりに取り組みました。

 

 

 

          〈中学校にて〉

 

 

       ○ ステキな交際  3年生                            <学級活動>

 

                                    「お互いの人格を尊重する」

 

  中学生の女子が 好意を抱く男子の自宅の部屋を訪れる場面について話し合う。

 

 

 

   ○ making love  2年生                   <学級活動>   

            全クラス(4クラス)を 2クラスずつ 2時間指導

                               

                「愛とは?」

 

  『相手の背景にあるものすべてを受け入れる事ができるか?

        

                 まだ あなたたちには できないよね!』

  

  『自由の裏にあるものは責任!』

  

      ”子供たちが悲しい結末を迎えないために 選んだ内容 言葉でした”

 

 

   ○ エイズを正しく理解しよう                    <学級活動>    

 

  エイズという感染症が浮上し始めた時期です。正しい知識の必要性を感じ

 

  全校全クラスで実施する。

 

  指導案は養護が作成し 指導は学級で担任にお願いする。

(性について語る時はジョークをまじえたり 受けを狙わずに毅然とした態度で指導するようお願いする)






           <小学校にて>

 

 

  ○ 大切な命 ~ おへそのひみつ1 ~ 低学年   

                                  <学級活動>
 
    「みんな おへそ ある?」

     ”おへそクイズ”



  ○  大切な命 ~おへそのひみつ~2~ 低学年 中学年

                                          <学級活動>

     「みんなにある おへそって なあーに?」


  ○  大切な命 ~生命の誕生と命~ 産婦人科医による 

                                   <学校保健委員会>

 

 
      ○ 排便後のお尻の拭き方                     <学級活動>

      排便後はお尻から前に向かって拭くのではなく 後ろに向かって拭くよう指導。



       ○  育ちゆく体の変化                                 <保健学習>

 

(1)体は、年齢に伴って変化することを理解できるようにする。
 

(2)体をよりよく発育・発達させるためには、調和のとれた食事、適切な運動、休養及び睡眠

 

       が必要であることを理解できるようにする。
 

(3)体は、思春期になるとしだいに大人の体に近づき、体つきが変わったり、初経、精通な          

        どが起こったりすることを理解できるようにする。
 

(4)思春期になると,心にも変化が起こることを(異性への関心も芽生える)理解できるよう

 

        にする。

 

     エイズを正しく知ろう

 

   5・6年生  ”病気の予防”                     <保健学習>                   

 

     4年生   ”エイズを知ろう”    市販のビデオを使って           <学級活動> 

 

   「エイズの指導内容」 
       エイズ感染の現状  エイズとは  エイズの起こり方

       エイズの予防  人権・共生

     限られた時数の中で指導する時は ”人権・共生” に重点を置きました。



    ○  ~性とは成長の物語~ 「講話」   思春期相談士による      

                                        <学校保健委員会>
     

                                         授業展開 4年「命のしくみ・育ち行くわたし」       
 

 

   ○  知らない人にはついていかない                      <学級活動>

 

       車に乗っている人に道を聞かれたら <車が止まったら> 

            相手が手を伸ばして届く範囲内に近寄らな

 

                            
   ○   プライベートゾーン                  <学級活動>
                   


 プライベートゾーンは「他人に見せても触らせてもいけない自分だけの体の大切な場所」

 

            ”水着で隠れる場所+くち”

 

 自分で見たり触ったりすることは自然なこと。
 

 他の人のプライベートゾーンを見たり触ったりしてはいけない。

 
  <自分のプライベートゾーンが大切であると同時に お友達や家族 他の人のプライベートゾーンも大切>


 体のどこであっても 少しでもイヤな気持ちになったら「イヤだ」といってよい。

 

 

 

 

 

 

 私が住む地域では 教員を退職した方々が 子供の人権を守るための

 

 「読み聞かせ」をしてくださっています。

 

 昨年は 絵本「おしえて くもくん」の読み聞かせを学童でしてくださいました。

 

 

       

 

 

          プライベートゾーンについてのお話です。

 

            この絵本は寄贈されました。

 

   

         数日前にこの絵本が目に止まった時の事です。

 

  私    「昨年のプライベートゾーンのお話おぼえてる?」

 

  ○○君  「下ネタのお話でしょ。」

 

 

       彼の誤った考えを正すため こんこんと話しました。

 

 

     教育機関 関係機関 家庭での 性教育の必要性を強く感じるのでした。