有平糖の作り方 昔の記事です | 茶の湯日記

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干菓子作りの会では、素人では殆ど作れない、有平糖に挑戦です。

これが手本の写真です。

この様に、綺麗な有平糖の千代結びが出来るといいですね。


そのためには、まず、水と上白糖を混ぜて、煮立たせるところからはじまります。

上白糖400gに水200g、これだけで有平糖が出来ます。

材料としては手軽ですが、これから紹介する過程をご覧になった方は、素人には無理であることがわかるでしょう。




上の動画は、砂糖に水をいれ煮詰める過程です。

本当に、水と砂糖だけなのですよね~。

155度くらいで管理します。

ひたすら砂糖を煮詰めます。




ここから、見所が満載です。

暑くなった砂糖を、冷まし、練り上げていきます。

最初のほうで、熱い砂糖を素手で扱っているのが、すごいですね~。

やけどの危険もあり、危なくて素人には無理ということがよくわかりました。

危険です。


それから、手袋をして練り上げる作業になりますが、すごく力がいる作業です。

京都の亀屋伊織さんでは、二人でこの作業をしていましたが、ここでは、講師先生がお一人でします。

多分、すごく力がいるような気がします。




有平糖を作るまでの動画です。

有平糖が固まるまでの時間との勝負です。

緊迫感が有ります。

講師先生のお手本を見て、みんなで有平糖の千代結びを作りました。

切ったばかりの有平糖は、意外なほど柔らかく、グニャリと曲がりました。

面白かったです。

多くの方が積極的に参加していただき、その面白い感覚を楽しみました。

曲げた後、直ぐに固まりましたので、やはり、時間との勝負なのだと改めて実感しました。

講師先生の手際の良さが光りましたね~。


有平糖を作るのは危険で、時間との勝負ありで、大変なことであるということが身にしみて分かりました。

有平糖を茶席でいただく方は、その大変さも理解していただけると、いいですね。